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ライオンズクラブ国際大会が、ドイツのハンブルグで開催された。
ライオンズクラブの発祥は米国にて、年度の変わり目、新年度が7月からになる。
毎年、6月下旬か、7月上旬に国際大会が開催されている。
欧州での開催は、1998年英国・バーミンガム以来ということで15年ぶりとなった。
 
ハンブルグは38年前の冬に訪れているが、今回の旅行で印象はがらっと変わった。
冬場の欧州は、日照時間が短く、雲がどんよりとかかり、寒い。
その替り、夏場はその反対の良い気候となる。
今回ハンブルグの滞在は7月5日(金)から4泊5日であった。
全日快晴で、暑くてもからっとしており、朝4時半頃から、午後9時半頃まで明るい。
観光旅行には最適である。

(航空便)
日本からハンブグルに直行便はない。フィンランド航空でヘルシンキ乗り替えが、
安くて最短時間と言えるかもしれない。東京・ヘルシンキを9時間30分で飛んだ。
ヘルシンキでEUへの入国手続があり、1人ずつ質問を行っており、時間がかかる。
ヘルシンキ・ハンブルグは、1時間40分のフライトであった。
税関の荷物のターンテーブル付近にて、ライオンズクラブ会員の夫とはぐれてしまった
日本女性がいた。私の同行者が荷物番を頼まれて、本人は夫を探しに行ってしまう。
見つけられずに戻ってきたが、その後にアナウンスで、外のインフォーメーションに
来るように呼び出された。一緒に税関の外へ出て、インフォーメーションカウンターに行くと、
夫は妻探しに税関の中へ入ってしまったようで会えず、困ったものだ。
再度、夫にアナウンスをかけて、インフォーメーションカウンターに留まるようにして、別れた。
空港駅から、ハンブルグ中央駅まで鉄道で25分。1.90ユーロと安く便利である。
 
帰路は、早くフィンランド航空のカウンターに着いたが、エコノミークラスのカウンターは2時間前
にオープンと遅かった。預ける荷物は1個までであった。ヘルシンキの乗り換えは以外と大変だ。
まずゲートが遠い。1km?。そして30数番のゲートの手前に、EU出国の手続がある。
中国人旅行者が多く、手続に時間がかかる。日本旅券でICチップの入った旅券は、
機械読み取りのカウンターがあり、やや早く手続が済むようになっている。並び直したり戻ったり
していたら、搭乗時間に近い時間となってしまった。取り残されないように注意が必要である。

(ホテル)
ホテルクーポンにて、ハンブルグ中央駅近くのエレアザール・ノバム・ホテルに宿を取った。
駅からスーツケースをごろごろ引いて、駅前通りを渡り、ひとつ裏の通りですぐに見つかった。
三ツ星クラスにて、やや古く、ロビーや客室は広くない。簡素なホテルである。
幸いに、レストランの朝食は手頃なブッフェのメニューで良かった。
その朝食会場で、337−E地区(熊本)元ガバナーの玉川孝ご夫妻とお目にかかり、挨拶して、
名刺を交換した。帰国後もお葉書までいただき、メイルでお礼のやり取りをさせていただいた。
中央駅傍は何かと便利である。駅前にはレストランがいくつもある。
中央駅は大きく、駅構内にも多くのお店があり、2階にはスーパーがあった。
地下鉄も走っている。大会会場には駅前の高級ホテル前から送迎バスが運行されていた。
高級ホテルは、アルスター湖に面して何軒かあり、環境と眺望が良い。

(大会のインターナショナルパレード)
大会初日に、世界各地から集まったライオンズクラブ会員のパレードがある。
市役所(ラトハウス)前の広場に集合して、内アルスター湖を一周するコースになっている。
午前10時30分、マデン国際会長夫妻の馬車を先頭にパレードがスタートした。写真を撮り、お見送りする。
日本は、133番目ということで遅くなる。
私達は、パレードには参加せず、南の倉庫街をめざして歩いた。
道は碁盤の目のようになっていないので分かりずらいが、地図を頼りにハンブルグ港の倉庫街に着いた。
運河沿いを歩くと赤レンガの倉庫街に、恐怖の館とミニチュアワンダーランドがある。
ミニチュアワンダーランドに入ると、そこは別世界。世界最大規模の鉄道模型のジオラマワールドが広がる。
倉庫の2フロアーを使っており、いくつものジオラマが現れる。街の景色、山の景色、港の風景、飛行場も
あり飛行機が滑走路を飛び立つ仕掛けがある。ライトが落とされ夜景も現れる。大人も子供も楽しめる、
模型好きには最高のところである。
内アルスター湖に戻り、岸辺で昼食に名物のソーセージを頬張り、ビールを飲む。
パレード終点から審査員席まで歩き、いくつかの国のパレードを見て、日本のパレードを待った。
日本から山田實紘ライオンが、第二副国際会長に立候補しているので、多くの会員が大会に参加している。
最終日には選挙の投票となるが、話し合い?で、他の候補者が下りたので信任投票となるようだ。
日本のパレードを応援した後に、ハンブルグメッセの会場に行き、事前登録の交換、MJF昼食会の購入、
来年のトロントの早期登録を行った。メッセの隣に美しいクライネ・バル公園が広がっている。
夜のインターナショナルショーは、若い歌手達のポピュラーソングであったが、時差ぼけか、眠ってしまった。

(1日観光)
開会式はサボることにした。その替り2日目総会と、その日の行事に参加することに決めてある。
日曜の朝はフィッシュマルクト(魚市場)ということで、タクシーでエルベ川沿いのマーケットへ。
日曜日のみの開催ということで多くの人々(地元の人、観光客)で賑わっていた。
魚市場といっても、お肉や、果物、植木、衣料品等も露天で売っている。
お魚を挟んだサンドイッチは美味しそうだった。魚類のたたき売りや、果物類のたたき売りがあり、面白い。
一品でなくて、まとめて何ユーロという売り方であった。魚のまとめ買、果物の詰め合わせは、地元の人でないと
持って帰れないものだ。
地下鉄で市役所前に戻り、内アルスター湖の遊覧船に乗船する。船長も乗組員も愛想が良い。
船長の帽子を貸してくれて、記念撮影。好天の中、内アルスター湖と外アルスター湖の40分遊覧は気持ち良い。
当初、ベルリンに日帰り観光を考えていたが、費用と時間の関係で諦めて、ブレーメンに行くことにした。
ハンブルグ中央駅で鉄道の切符を買って、12:15の列車に飛び乗る。ほぼ満席であった。
自動販売機で買った切符は、2等で22.9ユーロ。2階席の空席に分散して座る。車窓からは、ドイツののどかで
緑の多い風景が広がって見える。13:24ブレーメン中央駅に到着。歩いてマルクト広場をめざす。
途中の橋を渡ると、右手に風車が見える。ブレーメンから西に100km強でオランダという位置にあり、
メルヘン街道の起点でもある。
人口約180万人のハンブルグから見ると、約55万人のブレーメンは小都市という感じである。
日曜日ということで、のんびり市内を歩き、市役所脇の「ブレーメンの音楽隊」の像で写真を撮る。
そして市役所の地下にある1405年創業の歴史あるレストラン、ブレーマー・ラーツケラーで昼食。
巨大な樽がいくつもあり、ワインかビールを貯蔵しているのか、見せ物なのか、そんなところで魚料理を食べた。
美術館をひとつ見学して、ベーザー川に出る。
歩いて駅に戻る途中、風車の下にあるレストランでアイスクリームを食べて、小休止。個人旅行は、自由きまま。
午後のブレーメン小旅行は、良い思い出となった。

 (2日目総会)
駅前から会場のアリーナまで、距離があり、送迎バスで30分かかる。
通訳のイヤホーンを借りて、1階の
アリ−ナ席の中央前方の座る。
メインの通路脇に座ったので、元国際会長さんたちと握手する機会を得た。
ブランデール元国際会長夫人のモーリンさんが来てハグで挨拶する。
4年前のLCIFクルーズ西地中海に一緒に乗船以来、一応お友達ということになっている。
この日の総会は、タムLCIF理事長が仕切り、LCIFの説明、表彰、ゲストの挨拶、例えばオランダの
ペトラ・ローレンテイン王子妃による識字教育への支援の話等で時間を取り、大幅な遅延となってしまった。
国際理事候補者、国際会長候補者の話を聞こうと思っていたが、特に日本からでる山田第二国際副
会長のスピーチが聞けずに残念であった。MJF昼食会が午後1時30分から、コングレスセンターで予定しており、
バスとタクシーで移動したが、肝心の国際役員が総会遅延の為、1時間以上遅れて開催となってしまった。
ビュッフェの昼食は用意されており、食べることはできたが、もし昼食まで待たされたら、相当の不満が出たことで
あろう。会場をでると、ニューヨーク・チャイナタウンLCの女性会長とその双子の姉妹がおり、写真を撮って
交流した。来年2月14日の同クラブ60周年チャーターナイトの案内書を頂戴した。
国際大会に出かけて行くと、多くの人との出会いが待っている。
330−A地区(東京)阿久津隆文ガバナーと鈴木定光ガバナーエレクトを囲む会は、外アルスター湖畔の
高級ホテル、ル・ロイヤル・メリデイアンの宴会場で行われた。美味しい料理で、メインは魚料理であった。
アトラクションではハンブルクの知的障害者で構成される合唱団、約25名のメンバーによるドイツ民謡の
コーラスが披露された。彼らへの活動に対して、ドネーションが多く集まって、寄贈した。
最終日は、閉架式には出ないので、これで行事参加は終了どなった。
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●写真説明

1)ハイチの会員と 2)市庁舎前広場、エジプトの会員と 3)内アルスター湖 4)マデン国際会長と藤田氏 5)インターナショナルパレードの出発地
6)ハンブルグ港の倉庫街 7〜10)世界最大のミニチュアワンダーランド 11〜14)インターナショナルパレード 15)日本のパレード
16)山田實紘第二国際会長候補者 17)鈴木定光330−A地区ガバナーエレクト 18)ビールとソーセージ 19)自力で走る観光乗り物
20)美しい公園 21)LCIFスタディツアーの仲間と 22)夕食の魚料理はおいしい 23)ホテルの朝食 24)魚市場はフルーツも売っている
25〜26)魚市場 27〜29)湖遊覧船に乗る 30)人気のソーセージ 31)鉄道でブレーメンへ 32)ブレーメン駅 33)風車、オランダも近い 
34)ブレーメンの音楽隊の像 35)市庁舎前広場 36)市内散策 37)ブレーメンを守るローラント像 38)風車の下のレストランでアイスクリーム
39)ハンブルグ駅構内 40〜42)2日目の総会会場にて 43)ニューヨークチャイナタウンクラブの会長と姉妹 44〜45)美しい公園 
46〜48)阿久津ガバナーを囲む夕食会にて、地元の知的障害者の楽団の合唱



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