−4.宿泊ホテル

フランスの地域の区分別けは「1.はじめに」に示した。県は、デパルトマン(Departement)と言われ、それが、2−8県、集まって地方あるいは州(レジオン:Region)を形成している。県は、95+2(コルシカ島)あり、地方は、コルシカ島を含めて、22ある。県の番号は、a, b, c順に付けてあり、郵便番号の最初の2桁が県の番号になっている。

●宿泊施設と宿泊費

ホテル名

地名

宿泊数/

(2人)

宿泊費(11泊)

  (除:朝食代)

La Tour de Crecy

02

Crecy-sur-Serre

(9.4-7)

43 Euro(5680)

*1

Campanile Saint Die

88

Saint-Die

(7-12)

7100

*2

La Maison Bleue

39

Souvant

(12-17)

52 Euro(7000)(:朝食)

*3

De la Poste

58

Vauclaix

(17-21)

60 Euro(8200)

*4

Savigny le Temple

77

Savigny-le-Temple

(21-25)

48 Euro(6560)

*5

Euroの円への換算率は、決済日によって多少異なる。2番目のホテル以外は、宿泊日または、チェックアウトの時の換算率に従っている。Wifiは、全部のホテルで利用可でi-Padが使えて便利であった。2番目のホテル以外予約金不要で、2−3日前まで、キャンセル料不要。Euroが高くなったとはいえ、日本のホテルより大分安価である。予約は、3月の終わりから、4月の上旬に済ませた。現地に行ってみると、いずれも、当日でも泊まれるようであった。バスタブは1番目か2番目のホテルについていて、あとはシャワーであったが、我々は、シャワーで、全く気にならない。

*1)02は、Aisne (エーヌ)県、Picardie地方。ホテルズドットコム ジャパンを通じて申し込む。食堂があり、朝夕、利用できる。

*2) : 88は、Vosges (ヴォ―ジュ)県、Lorraine地方。ホテルズドットコム ジャパンを通じて申し込む。早期(331日)申込み割引の為、申し込み時に、即金(カード)で支払。キャンセルしても、戻らない。料金は曜日により異なる(7日(土):6262円、89(日、月)7083 1011日(火、水:7493円)食堂があり、朝夕、利用できる。

*3) : 39は、Jura (ジュラ)県、Franche-Comte地方。(Chambre d’hotesすなわちB&B Booking.comを通じて申し込む。朝食は出るが、夕食は、車で行かねばならない。Michelin“2つホーク”のレストランが5 kmぐらいのところにある。ベッドが大きいので、部屋のスペースが狭い。代わりにバルコニーがあるが、この季節、すでに外気は寒い(15 oC前後)。2階に上がる階段の底板がなく、梯子のようなのが、怖かった。テレビが各部屋にないのは不便だが、共同の冷蔵庫があるのは、便利であった。経営主の家族は大変友好的で、また各部屋の装飾に凝っていることが分かった。

*4) : 58は、Nievre (ニエーヴル)県、Bourgogne地方。ホテルズドットコム ジャパンを通じて申し込む。夕食の味付けが、我々には塩辛過ぎるので、2日目からは、利用せず、外のレストランで取った。

*5) : 77は、 Seine-et-Marne(セーヌ・マルヌ)県、Ile-de-France地方。Booking.comを通じて申し込む。Balladinsチェーン店の1つである。


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Ho1
Ho2
Ho3
Ho4
Ho5
Ho6
Ho7

写真説明

*1)Ho1:小さい町の中心の広場の塔とその左に見える赤い電光掲示板の見えるのがホテル。当日は、町の祭りで、塔にイルミネーションされている。ホテルの名称はこのtour(塔)から付けられている。
  Ho2:ホテルの裏の駐車場から、見たホテル。正面2階の左の窓のある部屋に宿泊。

*2)Ho3 3階建てで、表と裏に部屋がある。1階の裏側の1室に泊まったが、廊下がないので、そこを歩くノイズがないのが良い。隣の部屋との防音もよい。

*3)Ho4:客室は4つぐらいしかないと思う。宿主の家族で経営しているので、各部屋は、趣向がこらしてある。2階の右側の部屋に泊まる。
 
Ho5:ベランダからは、プールと、周りの牧草地が見える。

*4)Ho6:周りは住宅地で、店などはない。3階になっていて表と裏に部屋があるようである。表側の2階に泊まったが、静かなホテルだった。

*5)Ho7:ここはビジネスホテルで、24時間開いていて、ドゴール空港から比較的、近く、隣にレストランが2軒(中華と奥に入口が見える洋食店)あり、
    車では、簡単に来られる。夜遅く来る客の廊下の足音以外は、静かである。2階に泊まる。

 車で周るので、割高な都会よりも閑静で駐車もしやすい田舎に宿を取るようにしている。旅行で周る全域を決め、観光したい場所のほぼ中心にある田舎のホテルを申し込むことにしていて、今回、地図を見まわして、いい加減に決めた。今回のホテルは、駐車はすべて無料であった。また、ゆっくりと旅行するために、そしてホテルの場所を毎日探さなくてもよいように、1ヶ所に最低3日以上泊まることにしている。そうすれば、毎日、チェックアウトにパッキングする労もいらないし、遅くなっても容易に帰って来られるので、1日に1-3時間は観光時間を長くできる。ホテルの従業員とも親近感が深まし、滞在中の部屋の掃除も必要なくして、エコにも少々貢献できる。

 今回、泊まったホテルで、もう泊まりたくないというものは無かった。総じて、80点以上はつけられると感じた。Booking.comが紹介するホテルの場所の緯度、経度は、契約書に示されてくるので、GPSを持っていると極めて容易にアクセスできる。

 ホテルズドットコムジャパンは、10泊泊まると1泊分の無料宿泊特典があるとうたっている。しかしながら、上記1番目と4番目のホテルを申し込む際に、客の確認番号と宿泊の確認番号がそれぞれ知らされたが、申し込みかたが悪かったのか、客の確認番号が2ケ所で違うので、加算されない。Campanile Saint Dieのホテルは、申し込みの際、これは、早期割引なので、この特典の対象外であることは理解している。)会社に電話して、この特典を得るために、客の確認番号を統一してくれるように依頼したが、客の確認は、メールアドレスで行っているので、客の確認番号は関係ないと、全く理解できないことを対応した方が言われた。それでは、客の確認番号は何のためにあるのか全く分からない。要するに、この特典は、溜まらないような仕組みになっているらしく、一種の詐欺行為のように思えると、電話でも抗議したが、説明回答は、全く要領を得ない。この特典は、今後当てにしないことにした。

 また、ホテルズドットコム ジャパンのネット上でのCampanile Saint Dieの宿泊条件提示では、朝食代が含まれていると述べていながら、実際に申し込みしたら、そのことは契約書には一言もふれず、実際に現地では朝食代を取られた(1人1食9.5 Euro、計95 Euro)。これも、ドットコム会社の一種の詐欺行為(あるいは誇大広告)と考えられる。この会社は信用できないので、以後、利用しないことにする。この会社を通して泊まった個々のホテルは特に悪くはなかったし、ホテル側には、責任は無いものと思う。