ブライエス湖 (Lago di Braies, Praqser Wildsee())

 水面の標高が、1493 mあり、山に囲まれ、湖岸の一部は白砂でできていて大変美しい湖である。ここに来るには車で来るか、日に5便程度のバスで来なければならないので、あまり人もいない。駐車場に車を置いて表面積31 ha、周囲1496 mの湖岸を2時間半かけて時計回りにゆっくり散策して景色を楽しんだ。時計回りも反時計回りも同じようなものと思うが、地元の人の意見だと急な坂道を上らないで済む分時計回りが良いという旅行記を後で見たが、その通りである。最水深は36 mあるそうで「ドロミテの真珠」とも言われている。しかし、この言葉は、日本の旅行社により(?)ミズリーナ湖にも使われている。真珠が2つあっても構わないが、ミズリーナ湖よりは神秘的である。カレッツァ湖より大きく、周囲の山が迫っていて、それが湖面に反射し、神秘的で美しいと思う。湖水地方を含めて、今回の旅行で、7?8の湖を見たが、この湖が一番美しかった。天気が良いせいもあり、鏡のような水面に周りの山が反射して神秘的な光景であった。「地球の歩き方」では、「透明な水をたたえる湖は、神秘的かつ寂寞たる雰囲気をもつ」と書かれている。


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ブライエス湖の場所のパノラマ図;他に近くのドッピアーコ湖、ミズリーナ湖、コルチナ・ダンペッツォなどを示す。

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湖畔にある案内図;ドイツ人観光者が多くドイツ語名が先に出ている。

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水は透明で、多くの魚が見える。

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湖畔の入口から、はっとする景色である;向かい側に白砂の湖岸がある;山には万年雪が残っているが、土の色も白いので、はっきり判別できない。

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右手に湖を見る時計回りに一周する;この付近が最も高低の差のある道となり、時計回りで行った方が良いというのは、この部分のことを指す。

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日の当たる部分と当たらない部分の反射された山が異なる。

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南西方向にあるのはCroda del Beco (2810 m)であろうか。

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対岸は南西方向で、そこに白砂の湖岸が見えるが、そこが湖と接することのできるやや広いスペースである。

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上記の白砂の湖岸;正面の山は、そう高くないので地図上では名前が分からない;2人が景色を鑑賞しながら日光浴をしている;無風で人声も無く、正に神秘性を堪能できる場所である。

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近くに民家は見当たらないが草を食べている牛がいた。

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東北の方向は開けていて迫った山はない;物音もせず神秘的である。

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山は主にドロマイトからできていると聞くが、黒いところと、白いところがある;黒い部分は水分が溜まり易く、そこに苔でも付いたのであろうか。