●イゼオ湖(Lago d’Iseo)
イセオ湖と書いてあるものもあり、どれが正しいのか分からない。イタリアで6番目に大きい湖で、65.3 km2ある。都内23区で、一番大きい大田区、2番目が世田谷区で、それぞれ、59.5 km2、58.1 km2であるから、これらより約1割大きい。ここを、今回のドロミテなどの北イタリア地区の13日間の旅行(正確には2日目)の初日と最終日に立ち寄った。ミラノの空港に着いたのは、夕方であったので、空港近くのホテルで泊まり、翌朝(9月3日)、ボルツァーノに向かうのにイゼオ湖の北からエドロに向かうカモニカ渓谷を北上した。9月15日は、ミラノの南西に位置するリナーテ空港からサルジニアに出発したが、朝、多少、時間に余裕があったので、この湖のほんの南端に近い部分に立ち寄った。
最初、この湖に沿って北上した時に知ったが、かなり大きな湖で、のんびりしたい、主に、年輩の方が来られているようである。また、ボート類が多くあるので、舟遊びするのに都合が良いのであろう。いずれにせよ、「地球の歩き方」の湖水地方にも、載っていない。ただし、この湖には、モンテ・イゾラ(Monte Isola)という12.8 km2の島があり、1800人ほどの住人がいる。そこには、海抜460 mの山がある(湖面の海抜は、187 m)。湖岸から見るとかなり急勾配の山であり、ハイキングやサイクリングやヨットなどのスポーツや観光に利用されているようである。後で知ったが、この島は、全イタリアの湖の中の島の中で、最も大きく、最も高い山(273 m)を有するそうである。従って、この湖の観光の目玉は、沿岸というよりも、この島にあるようである。
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