●サンペレグリノ(San Pellegrino)ロンバルディア州
コモ湖の北に位置するホテルから、南のイゼオ湖近くに移る際、途中に、サンペレグリノという有名な飲料水[硬水]の産地サンペレグリノ・テルメという場所があるので期待して訪問した。硬度300以上が硬水に分類され、ヴィッテル(307)、ペリエ(365)より、かなり高い硬度(734)を有することで知られる。
しかしながら、実際に行ってみたら、目下、テルメの建物などは解体中で、大きなホテルはすでに営業を止めていた。同様の天然水の産地の観光地としての衰退現象は、前年(2013年)訪問したフランスのヴィッテルやコントレクセヴィルでも見られ、水が湧くということでは、もう観光客は呼べない時代になっていることを知る。それにしても、これほど最盛期から衰退した観光地を今までにあまり見たことがない。どうしてこうなったのか原因はよく分からない。
水を生産している工場は別にあるのであろうが、原水が空しく流れている場所に行って、水を容器に入れてきた。観光客は、町中ほとんどいなかった。
■サンペレグリノの水質について:(ウイキペディアより)
炭酸を含む瓶入りミネラルウオタ―としては、ヨーロッパで、最も有名なミネラルウオタ―の1つである。特に、テーブルウオターとしては、ペリエ(フランス)と並ぶ代表的な存在で、その炭酸とマイルドな喉ごしは、料理やワインの口直しに適している。
カルシウム: 208 mg/L,マグネシウム: 53.5 mg/L,ナトリウム: 42 mg/L,カリウム: 2.8 mg/L,
硬度: 734、pH: 7.8、殺菌方法:無殺菌、ボトリング状況:採水地で直接ボトリング。
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