4.資料編 ●1.観光案内書類 ■案内書:「地球の歩き方」’13-‘14版を購入したが、これで、ほぼ十分であった。以前に、’97-‘98年版を購入していたが、これに比べて大分充実しており(272 ppa421 pp)、これで、一応、間にあった。それで、海外の案内書(例えば、ミシュランやLonely Planetシリーズ)を見ていないので、ヨーロッパ人の、多分日本人とは違った訪問地の説明・評価は見ていない。 ■地図: (1)GPS:Garmin社nuvi1480版(2009)にヨーロッパ版チップ(但し、日本語で案内する)(Map1)を付けて運転している。画面は5インチで、これを付けるようになってから、1日1-2時間場所を探すのに要している時間と苦労から解放された。少し、古くなってきているので、チップを更新したいと思ってはいる。日本とは違い、車を離れる時は、ナヴィは取り外すべきと言われている;荒俣 宏・泰子 著「ヨーロッパ・レンタカー旅行完全ガイド、イタリア編、角川書店(2009)が、参考になる。 その他に、i-Padを持参し、行く前に目的地に行く道順と所要時間を荒く調べたが、実際に行く際には、これは使用しなかった。 (2)地図は、GPSがあっても、必要で、現地で2つの地図(1つは、Dolomite地区の地図(Map2)は、片面は立体図になっていて、山岳地帯を立体的に見るのに都合がよかった。また用紙が紙ではなく、プラスチックのような材料でできていて(16万分の1)、普通の紙製のものと比べて破れにくいのが良い。地図は、その使用目的で、何度も折りたたむ性質のものであるから、全ての地図は、このような材料で作ってもらいたい。ミラノなど主な訪問地であるLombardia地区の地図(Map3)は、普通の20万分の1のものを購入した。 |
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■政府観光局:以前は、政府観光局が南青山にあって、何度かお世話になったが、最近の観光客の増大に対応しきれなくなったことと、ネットの普及もあって、そこは閉鎖され、三田の慶応義塾大の裏にあるイタリア大使館内に移ってしまった。ただし、ここは、訪問者にサービスを提供することは、原則、受付ていない。今回、サルディニアという情報の少ないところにも行くので、何としてもパンフレットなどが欲しかったので、訪問し入口のブザーを押して用件を伝えたら入れてくれ、誰もいない大きな応接間に通され、大使館でどういう役をされているのか分からないが、ご婦人が出てこられて用件を伝えたら、しばらくして、いろいろな資料を持ってきて下さった。特に、サルディニアの全地図は、他では絶対手にいれられなく大変役立った。ただしドロミテなど北イタリア地区の情報は、いろいろな資料が他で手に入れられるので、特にお願いしなかった。そこでも言われたが、情報は下に示すURLから得ることができる。 http://visitaly.jp/access-from-japan/ ドルとユーロへは、日本で換金した方が有利で、他の通貨には、現地で替えた方が有利といわれているので、ユーロへは、成田で、替えることにしている。ホテル、ガソリン、レストランなどの支払いは、なるべくマスター・カードで、支払うことにしている。成田での換金は、銀行によって交換レートが違うので、注意する必要がある。 |
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●3.日程 ■北イタリア地区(ドロミテ・湖水地帯)のホテル移動日と移動距離
■日程概要 (2015.9)
● 4.ホテル 宿泊施設(ホテル、農園、B&B)は、今回は、全部で合計9ケ所を(北イタリア:5ケ所、サルディニア:4ケ所)それらの統合会社のBookingComを通じて約5ケ月前に予約した。それでも、車を利用するので交通の便の悪い辺鄙なところを選んだためと、シーズンを少し過ぎていた為か、当日、満員になっているところはなかったように思う。BookingComに統一したのは、それまでの旅行の経験から、最も良いと感じたからである。BookingComを選んだのは、(1)多くの宿泊施設をもっている、(2)全ての宿泊所の位置を、緯度・経度で示してあるので、GPSを頼りに行きやすい、(3)無料の駐車場がある、(4)無料のWifiが使える、などである。実際、今回、宿泊した所で、少なくとも、2度と泊まりたくないという所は一つもなかった。なお、農園とは、イタリア語ではagriturismo(農場滞在型観光)をいい、農場が宿泊所を兼ねているところで、庭などが広く周りの環境が特によい。
北イタリア(ドロミテ、湖水地方)
■ホテルコメント □北イタリア地区5軒 [Ascot Lodging] マルペンサ空港に夕方着くので、日入り前(当時、19時)にドライヴを終えるために、空港近くのビジネスホテルを選んだ。GPSを持参であったが道が分り難かった。これは、半分は、こちらの責任であろう。部屋は広く一晩の滞在は快適であった。 |
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ここには、夕方6時に着く予定であったが、距離もあり(433 km)、高速の入口が分らなく利用できず、夜8時20分に着き、途中のガソリンスタンドから当ホテルへ、延着の旨、連絡してもらう。ボルツァーノから、山道に入り途中対向車に出会ったら、すれ違えるところまでどちらかがバックしなければ行けない区間があったが、暗い中を無事に着けた。その道を別にすれば、眺めもよく静かで、他に不満に感じることは無かった。 |
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[Hotel Boe] 名前は近くにある山Piz Boe(3152 m)から付けられている。ドロミテ地区観光の拠点にすべく、今回の旅行では最長の4連泊したが、ドロミテ地区の中心にある(Campolongo峠:1875 m)ので、周りの主観光地への距離も遠くなく、居心地も、大変良かった。連泊すると、夜遅くなっても、こちらも安心して帰れるし、先方も夜遅く食事を用意してくれていて都合が良かった。朝には、天気予報を配ってくれるほど気が利いていた。シーズンを外れていたせいか、満室ではなかった。夕食も悪くなかった。 |
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[La Campagnola] 農場と兼ねた宿泊所(一般に、「agriturismo」と言うらしい)で、このあまり近くに観光地の無い場所を選んだのは、リヒテンシュタイン国(Liechtenstein)を訪問するつもりであったからである。日本で車の予約の段階で、イタリア国外の通過が不可能と聞いたので、その計画は無くなった。しかし、マルペンサ空港で車を借りる段になって聞いたら、旧共産圏(例えば隣国のスロヴェニアなど)以外なら、他国への出国は自由とのことだったが、リヒテンシュタインへ行く通過国スイスの通貨を用意していなかったので、その訪問は諦める。当宿泊地には、朝8時30分に出て、320 km走り18時10分前に到着したが誰もいない。ここは、月、火は、夜レストランが開いていないことは承知していて、日本を発つ前にも予約確認(reconfirmation)を行ったが、返事はなかった。他に、予約無しの宿泊客も来たが、こちらはイタリア語が全く分らず会話は成立しなかったが、その男性は農場の方も探したが諦めて帰って行った。入口の黒板に、不在の場合、電話するように書いてあるが、筆記体で、その数字がはっきり読めないので、予約の際に貰った紙に書いてある番号に携帯からかけてみたが、この電話(+39034321001)は使われてないとイタリア語と英語で返事があるのみであった。18時30まで、40分間待っても、アグリツリズモの人は誰も現れないので、「待ったが誰も来ないので、他のホテルを探す」と英語で書いて、離れようとしたところに、イタリア語しか話せない従業員が来て鍵を開けてくれ、やがて英語も話す主人が来てほっとする。翌日(水)からは夕食も取れて、この最初のトラブル以外は、心地良く泊れた。 |
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[Hotel Sole] Sole(ソーレ)とは、イタリア語で、太陽を意味する。ミラノの国内線用のリナーテ空港に比較的近く、ヴェローナやガルダ湖にも近いし、3星ホテルで観光地でもなく安価なので、このホテルを選んだ。設備などは良かったが、従業員(2人の男性)の感じが大変悪かった。また、Wifiを使おうとしたら、自分の携帯にメールをし、そこから暗証番号を読み取れとあり、本件に関してのテクニカルな質問には応じることが出来ないと説明に書いてある。受付にいる女性従業員は、それでも、やり方を教えてくれ、その通りにやったが、それでも分らず、聞き直しに行ったら、その女性従業員は居なく、男性従業員に代わっていて質問には応じないという。2日目に、女性従業員がいたので聞いたら教えてくれたが、翌日は、また暗証番号が変わって使えなかった。何故、暗証番号を複雑にし、しかも毎日変え、説明は受け付けないというのでは訳がわからない。 |
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●5.車
車は北イタリアでは、ミラノの国際空港(マルペンサ空港)で9月2日の夕方に借り、9月15日の午前中にミラノの国内線空港(リナーテ空港)で返却する。乗り捨て料は必要としない。 サルディニア島に午後に着いて、15時34分に借りて、同島をほぼ一周して26日9時30分に返却する。北イタリアは、意外に道は山岳地方もメインの通りは、ほぼ舗装した2車線であり、ヘアピンカーブの連続で、しかも、急こう配のところも2車線なので、その点、運転は心配しなくて良かった。ただメラーノからティラ―ノに行く際、坂道を下るトンネルの道は、1車線しかなく、2番目の車として、トンネルに入って、すぐ対向車が来て我々の後ろの1台までトンネルに入っていたが、3台とも一旦バックしてトンネルを出て対向車を遠さねばならなかった。このトンネルは、100 mぐらいはあったので、再度入った時は、先頭の車は、終始、警笛を鳴らしながら進んだ。幸い対向車は来なかったが、こういう所は、当然、トンネルの出入り口に信号を設置しなければいけないし、何故そうしないのか当局者のいい加減さを疑う。日本では考えられない。工事中などで、他の一車線しかないところは全て信号を設置してあった。 サルディニアは、町の間が大変離れているところが多いが、そういう所では高速道路がある。この島では、全ての高速道路も無料であるのは有難い。 一般的に言って、ヨーロッパで車を運転する際に、ちょっと難儀を感じる点は、
■交通違反 国内では、まだ無事故・無違反であるが、海外では、特に、この5年ぐらいよく違反するようになった。そして、ほとんど全てが、違反したという自覚がないものばかりである。原因は、多分、昨今、監視カメラの普及が主で、あとは自治体などの財政収入の増加の意味もあるのかもしれない。違反を犯すと、しばらくしてレンタカー会社(自分の場合、Hertz社)から、警察から問い合わせがあったという知らせがきて、その手数料として、クレジットカードから有無を言わせずに引き落とされる。それからまた大分経ってから、警察から違反したという証拠写真(自分の借りた車が写っていて、アリバイを示すだけで、具体的内容については説得力のあるものではない)と、請求書と支払方法を示したものが送られてくる。不服なら訴えても良いと書いてあるが、その労力と経費を考えたら訴える人もいないであろう。 今回は、旅行から3ケ月後の12月に、Hertz社から、Bresciaで交通違反を犯し、警察から問合わせがあったという通知と共に、事務手数料として42.70 Euroの請求書が来て、クレジットカードから、同額が12月に引き落とされた(添付資料)。Bresciaに行ってから、8ケ月後の、これを書いている現在(翌年5月末)まで、警察からは、まだ何の通知もない。しかし、これで罰金支払いが免除されたと判断するのは早い。 イタリアでは、2011年に、トスカーナ地方の2つの都市で、バス専用のレーンを走行したということで、2件、このような経緯でHertzに手数料、警察に罰金で、1件につき1万円強払わされた。しかも、最後に警察から通知が来たのが、ほとんど1年後で、1件はクレジットカードの支払は駄目で、小切手で送るように要求され、しかも領収書も送ってこないので、職員が不正をしている可能性も無くはない。当時、日本のHertzに電話をかけて事情を聞いたら、イタリアでは1年後に罰金を支払わされることも珍しくないとのことで呆れた。支払わなかったどうなるか、聞いたら、そういう人もいるそうだが、その後どうなるかは把握していないとのことである。こういういい加減な対応を経験すると、日本は大分ましな国であると思う。 |
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