●9月26日(金)帰国
カリアリからローマ経由で成田に帰る。この年(2014)は、9月にエアーフランスのパイロットのストライキがあり、運よくエアフランスを利用せずアリタリア航空で行くことは、すでに3月に決めていた。ストライキは、9月の後半のある時期に解決すると決まったというニュースも、旅行中、聞こえてきたが、結局、末日まで続いたようであった。したがって、同じような路線を運航する他の飛行機会社にも影響が出ていると聞いたので、前日の25日に、カリアリの空港に行き、成田までの座席を予約した。
したがって、カリアリの出発の際には、Priorityのカウンターでチェックインができ、何ら問題がなかったが、ローマの空港は、ユーロ圏を離れる最後の地点なので、出国のパスポートチェックを受けねばならず、大行列で大変時間を要した。翌朝、成田に無事に着いた。アリタリア空港のテレビの画面の操作は大変難しく、アテンダントに聞いてもよく分からない。他の人にも難しいらしく映画など、画面を見ている人は少ない。その他は、問題ないと感じた。
Re1
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カリアリ空港までは、22kmであるが、道は通勤でかなり混んでいる。バスがあるのかどうか知らないが、ほとんどが車に頼っている島なので止むを得ないだろう(撮影時は9時7分)。最後のガス補給を含めても45分で着けた。なお、これは、信号で停止している時で、走行時ではない。交差する道路が多く、信号の間隔が長いので、長いこと待つが、長くて2回待ちぐらいである。
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Re2
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カリアリ空港の出発便掲示:11時20分発アリタリア航空AZ1594で、ローマに向かう。この表示板(9時55分発から13時45分発までの3時間50分間の15便)を後で見て、サルジニアの南部に来ている人の国籍のおよその推測がつく。外国行は、Barcellona(西)、Madrid(西)、Londra(英)、Mosca(露)の4便で、その他11便は国内の次の都市である:
Roma2、Milano(国際1、国内3)、 Bologna、Perugia、Torino、Bari、Venezia。Milanoは、市内に遠い国際空港と、割合近い国内空港がある。(バリ(Bari)は南イタリアの都市で、Baliとは違う。)フランス人は、Vacancesでは、国内に十分行先があり、海外に行かないことで、知られているが、ここでも証明されている。サルジニアに来るより、コルシカに船で行くのだろう。ドイツ行が無いが、来るなら、フェリーに車を積んで、島の北に来るのであろう。スウェーデン人など北欧人も、「エメラルド海岸(I)」で述べたように、北サルジニアに行く。確かに、見るべきところは、サルジニアの北側に多い。モスクワ行(IG;Meridiana航空、飛行時間4時間15分)があり、ロシア人が、この島へ観光で来るらしい。モスクワと結ぶこの便は安価で日本でも購入できる。寒い国の人々にとって自然なことだし、プーチンがそうであるように、ヨーロッパ諸国の中では、イタリアに対して憧れを持っているのであろう。ローマからモスクワへの出発便の多さはRe4で分かる。
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Re3
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ローマFiumicino空港の出国手続き(EU加盟国以外への出国に必要)は、エアフランスのストの影響の為か、ローマから出る人が多く、大変混雑している。
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Re4
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出発のロシア語表示があるのは、ロシア人旅行者も多いのであろうか。わずか3時間の表示に3便もモスクワ行きがあり、航空会社も3便とも異なる。Отправленияというのは「出発の(便)」という意味と、昔使ったロシア語の辞書を調べて分かる。Re2で述べたように、ロシア人はイタリア(観光?)好きであることを知る。それに比べて、中国便は見当たらない。Chisinau(キシナウ)は、ルーマニアの東にあるモルドバ共和国の首府である。成田行きは、15:15分発で、他に大阪行きもあり、日本人のイタリア(観光)好きを表している。エア・フランス(AF)15時発Chicago行きの表示があるから、これは、ストライキ外なのだろう。
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Re5
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出発後すぐの表示と思われる(出発時は電子機器は使用禁止)。6161マイルは、9910 km。
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Re6
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機内食(夕食相当)。
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