シカゴ・夏の休日 

当社 野口 正二郎


6月30日(金)から4泊6日、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにでかけた。
ライオンズクラブ国際協会100年記念の国際大会に参加の旅行であった。
全日空で成田空港発、午後5時10分を利用した。
オンタイムの午後3時頃、シカゴ・オヘア空港のターミナル5に到着する。
米国のESTAを取って始めて入国する人は、廊下まで列が並んでおり、手続に
1時間以上を要した。2年間有効のESTAは失効の為、取り直したので、
始めてのラインに並び、どうしようもない時間を過ごした。
空港から市内のホテルまでタクシーを利用したが、空港を出てからすぐに
高速道路で渋滞にはまり、街の入り口まで続いた。
ダブルパンチを受けたが、午後6時前、グランドパークに面したエセックスインに到着。
隣りのヒルトン・シカゴが歩道にレストランを出しており、サンディエゴから来られた
TANA夫妻(奥様はスペイン語圏の人で、夫は日系人)とばったりお会いした。
食事が終わったところで、テーブルを譲って貰い、着席することができた。
友人がお勧めのアスパラガスのサラダや、フィッシュ&チップス等、ギネスビールと
ともにいただいた。明日シカゴ・ホワイトソックスの野球を見に行くと言ったら、
前日か前々日に野球を見に行って、プログラムを買ったので上げます、
と頂戴した。翌日、野球場の地図や選手の紹介など、とても役にたった。
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★写真説明:
1〜4)ライオンズクラブ国際大会のインターナショナルパレード
大会の会場は、街の南、マコーミック・プレイスという大きな国際会議場。
開会式、2日目総会、閉会式、投票等々の3日間、全てそこで開催された。
今回は100周年記念、ライオンズクラブ発祥の地、郊外に国際本部もある
ということで、約3万人のライオンズ、家族が集い、会場は人々で溢れていた。
1997年、米国フィラデルフィア大会に初参加から数えて、連続21回目になる。
大会行事を抜け出して、いくつか観光スポットを回ることにした。
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★写真説明:
ギャランティ フィールド球場にてシカゴ・ホワイトソックスとテキサス・レンジャーズの試合観戦
5)CHI SOXバーガー 6)入り口でホワイトソックスのシャツを貰う
(シカゴ・ホワイトソックスの野球観戦)
同行の友人が、野球の試合を見たいとのことで、チケットの手配を模索した。
5月2日にインターネットで予約、クレジットカードで8人分購入することができた。
チケットは、1人74ドルにサービスフィー等々、税金加算で81ドルと良いお値段。
座席は、一塁側のぎりぎり内野席の中段で並びのボックス121、14列1〜8番。
当日、午前のインターナショナル・パレードを見てから、タクシー2台に分かれて、
ギャランテイー・レート・フィールドへ向かう。ゲート5番傍のレストラン・CHI SOX
に何とか合流して、昼食に大きなハンバーガーを食す。
丁度試合開始の午後1時10分に座席に到達した。
数日前の天気予報では、晴れと雨のマークであったが、抜けるような青空の下で
アメリカン・ベースボールを観戦することができた。アメリカの球場はほとんどがオープン
球場で、ボールパークと呼ばれている。家族で見に行く人気スポーツのひとつ。
21年前に、1人でフィラデルフィア・フィリーズの試合を見に行ったことがある。
今回、シカゴ・ホワイトソックスの対戦相手は、テキサスレンジャーズ。ダルビッシュ・有
選手が所属していたが、登板することはなかった。その後7月31日にロサンゼルス・
ドジャースに移籍し、8月4日にニューヨーク・メッツ戦で勝利投手になった。
アメリカの野球は、テンポよく進む。ホームランもあった。ホームチームのホワイトソックス
は日本と違い3塁側にダッグアウトボックスがある。ホームチームを応援していたが、
残念ながら負けそうであった。天気が良すぎて、炎天下で暑く、数人は早く退席、
我々も後半で球場を後にした。試合の結果は、Eメイルでお知らせがあり、10対4
でホワイトソックスが負けとのこと。ちょっと残念な結果であった。
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★写真説明:
13〜20)ジェット水族館の見学  21〜23)素敵な壁の絵
(シェッド水族館)
グランドパークの南にある世界最大の屋内水族館。入場料、大人39.95ドル。
日曜日ということで、暑い中、1時間位並び、館内に入る。アクアリウムは良い展示室
になっておる。一回り見学してから、下のオーシャナリウムを見る。シアターのショーは
パスして、白イルカ(ベルーガ)が何頭も泳ぐ水槽へ。優雅な遊泳を暫し眺める。
すぐ近くに(フィールド自然史博物館)や、(アドラープラネタリウム&天文学博物館)
があり、1日楽しむこともできる。水族館の前からシカゴの摩天楼の眺望がすばらしい。
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★写真説明:
24〜35)フランク・ロイド・ライトが設計したフレデリック・C・ロビー邸を内外から見学
36)買い求めたライトがデザインのステンドグラス(サボテン)
37・38)隣接するシカゴ大学のキャンパス
(フレデリック・C・ロビー邸)
建築家フランク・ロイド・ライト設計の家のひとつで、市内に近いので行ってみた。
マコーミック・プレイスの地下から、メトラ(METRA)に乗ろうと思ったら、アメリカの
独立記念日前日で祭日なのか、この近距離列車が30分経ってやっときた。
4つ目の55−57ST駅で下車して、シカゴ大学の方向に歩く。シカゴ大学の手前を
左に折れて行くと、3階建てのロビー邸がある。すぐガイドツアーを申込。シニア15ドル。
11:30のガイドツアーに参加して邸宅を回る。プレーリースタイルという水平に長い
デザインになっている。リビングルームには、シンプルなステンドグラスが多く使われている。
廊下などには日本的な格子がある。1910年の竣工ということで、歴史的な家屋と
いえる。リビングから緑の多い周辺が見えて、今も環境が良い。
1ブロック歩くと柵もなくシカゴ大学の構内へと導かれる。住宅街と大学の建物群が
緑の中で見事に共存していて、素敵なところであった。
お土産に、ライトがデザインのステンドグラスをひとつ買い求めた。カクタス(サボテン)を
デザインした面白い作品だ。帰路はタクシーを捕まえて、ミシガン湖岸を走り、ホテルへ
帰着する。今回は数回タクシーを利用したが、エチオピア、ソマリア、ヨルダン等
アフリカ、中近東出身の男性ばかりであった。割合安心して乗ることができた。
郊外のオークパークには、ライト自身の邸宅や、ライト設計の住宅群がある。
10年前に来た時は、レンタカーでライト邸の見学や、ライオンズクラブの創設者の
メルビン・ジョーンズの墓参(郊外のマウントホープ墓地)をすることができた。
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★写真説明:
グランドパーク
41)きれいな噴水庭園 42)庭園前で似顔絵描(男の子の笑顔が良い)

シカゴ美術館
43〜52)2階の西洋画を堪能
(シカゴ美術館)
ミレニアムパークにドンと構える重厚な美術館。シニア割引19ドル。
午後3時に入館し、2階の西洋画を一回りするだけで、1時間はかかる。
ゴッホ、ゴーギャン、ルノワール、シャガール等、有名な画家の絵を身近に見学した。
ストロボを使わなければ写真もOKで、良い記念になる。館内のカフェで一息つき、
1階のミュージアムショップで絵を2枚買った。美術館の目玉作品のひとつ、ギュスターブ・
カイユポッドの「パリの通り、雨の日」と、オーギュスト・ルノワールの「二人の姉妹」。
美術館の見学も疲れるので、閉館時間の午後5時前に退出した。
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★写真説明:
シカゴ美術館
53〜58)リバーノースにあるレストランで料理とジャズライブに大満足
61)夜に映えるユニクロの店 62)ジョン・ハンコック・センター97階からの夜景
(ダイニング)
シカゴ在住の建築家(ジャズピアニストでもある)塩川健・さやかご夫妻にお世話になった。
ベースボールのチケットの買い方を教えていただき、8人で本場の野球を楽しんだ。
また中華街の中華料理店(MING HIN)を推薦・予約して貰い、10人がお手頃な
料理をいただくことができた。初めての店で注文し、アメリカンサイズでお持ち帰りとなる。
最後の夕食は、リバーノースにある(BANDERA)を予約いただき、ご一緒した。
さすが、ジャズのライブ、トリオの演奏近くの座席を確保されていた。
飲み物は地ビールからワイン、前菜は刺身サラダやチーズ等、メインは魚料理3品
(シーバス、ツナ等)肉料理(チキン、バーベキュー・ビーフ・リブ、プライム・フィレ・ミニオン)。
6人でシェアして、多彩な料理を美味しくいただいた。地元の人の案内がないと
来れないお店で満足、満腹の食事会であった。
その後、ジョン・ハンコック・センターの97階、レストランのラウンジでお茶とケーキをいただく。
窓辺から、シカゴの夜景を眺め、素敵な夜を過ごすことができた。
健さん、さやかさん、お付き合いいただきありがとうございました。

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