フィリピン・ボホール島に小学校校舎を建設
(大阪天神橋ライオンズクラブ・タブアン小学校開校式に参加)


当社 野口 正二郎

2016年11月下旬に、大阪天神橋ライオンズクラブの小坂井義文会長から電話がありました。
クラブの50周年記念事業の一環としてLCIFの資金と自クラブの資金で、フィリピン・ボホール島の
タブアン小学校校舎を建設中で、来年の2月10日(金)に開校式があり、LCIFスタディツアーに
参加された人達にも出席してほしいとの依頼でした。
ボホール島といえば、(チョコレート・ヒルズ)や(世界一小さいメガネザル・ターシャ)がいる島で、
私も一度は行ってみたいと思っていたので、早速旅行を組んで、過去の参加者にお知らせした。

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■写真説明
1・2)ボホール島のタグビララン空港到着 3)小学校生徒の出迎え 4)市長(右)の出迎え 5・6・7・8)式典風景

LCIFスタディツアーとは、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)が、会員の寄付をどのように活用して
いるか実際に見ていただきたいということで、2004年から2014年まで、10回催行された。
インドや東南アジアの国々を訪れ、地震の復興や小学校校舎の建設、等々を見て回り、
また地元のライオンズクラブとも交流を持ったり、有意義で楽しい旅行であった。
シカゴ本部の田辺憲雄課長が退職されて催行はストップしたが、再開を望む声が多い。
今回は(同窓会)ということで声をかけたところ、群馬県・高崎和田クラブの唐沢氏、山田氏、
埼玉県・春日部クラブの山ア氏、愛知県・名古屋太閤クラブの西尾ご夫妻、福岡県・行橋クラブ
の纐女史、大分中央クラブの岸田氏と同行の笹尾氏が参加してくださった。
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■写真説明
9・10・11)3教室の内部 12)私共のグループの写真 13・14・15)昼食をいただく 16・17・18)生徒達のアトラクション

フィリピン航空を利用したが、名古屋組は、9日(木)の便で、マニラ乗換でボホール島入り、
福岡組は、9日マニラに1泊して、翌日午前便でボホール島へ。東京組は、10日(金)01:30
羽田空港発の夜行便でマニラに入り、福岡組と合流、ボホール島へ飛んだ。3通りの旅程となる。
マニラ空港では、スーツケースを一度引き取り、税関に見せて、係員がTRANSITかTRANSFERの
ステッカーを貼り、再度ターンテーブルに乗せて、フィリピン航空に預けるという変わったシステムであった。
今年3月で93才になる岸田氏もお元気に参加されたが、長い距離を歩くのは大変になったようで、
車椅子を持参され時々利用されていた。大分ではいつも車を運転しているとのことで恐れ入った。
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■写真説明
19・20・21・22・23)プレゼント品を配布 24・25・26・27・28)生徒達と記念撮影

2013年10月15日(火)午前8時20分、ボホール島中部を震源地とするマグニチュード7.2の
地震が発生し、断層や198人(内セブ島10人)の死者をだす災害となってしまった。

その際の写真は、下記URL(防災・危機管理アドバイザーの山村武彦様の写真)をご覧ください。

http://www.bo-sai.co.jp/typoon303.html

タブアン小学校も、その地震の被害を受けており、今回は大阪天神橋ライオンズクラブの活動により
待ちに待った新校舎開校ということになる。
午前10時35分にボホール島・タグビララン空港に着いて、その足でタブアン小学校に向かった。
小学校は、タグビラランから北方の山の中、アンテケラにある。マイクロバスで45分走り、12時に到着。
生徒さんが日の丸の旗を持って歓迎してくれた。ホセ・マリオ・パハン市長や、保護者、先生、フィリピンの
ライオンズの人々も既に着いており、私達を出迎えてくださった。
正面に薄緑色の屋根と黄土色の壁でできた新校舎が見える。3教室あり、トイレ付である。
生徒は1年から4年まで、約70人が在籍する。室内には木製の小さい椅子が並べてあった。
この活動には、マニラ・サンパロック・クラブの佐藤正夫・ロースマリーご夫妻や、リボスラ・メリーアン女史達
が協力しており、この式典でも運営を担っておりました。
テープカット、数人のご挨拶、生徒達の踊りと進み、私達にも感謝の文が記された小さな楯を賜った。
小学校で用意された昼食をいただいた後、日本から持って行った(タオル100枚、メモ帳100冊)を
生徒さん、保護者にお渡しした。鉛筆やスパゲティ等も贈呈されていた。
私達も少しはお役に立ったようである。
その晩は、シャン・パレスという中華・シーフードレストランにて、大阪天神橋ライオンズクラブ、大阪新大阪
ライオンズクラブ、マニラ・サンパロック・ライオンズクラブ、関係者の皆様と私達グループが合流して
夕食会を開催し、昼間の素晴らしい活動をお祝いした。
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■写真説明
29・30)記念夕食会 31・32・33・34)トロピックスホテルにて 37・38・39・40・41)ターシャ・サンクチュアリーにて
42)62年前、ターシャを発見した男性(左)

翌日はボホール島の観光にでかけた。日本語ガイドはジンガイさんという女性ガイドで、ガジインの反対で
覚えてくださいと、なかなか達者な日本語で笑いを取っていた。日本語公認ガイドは5人いるそうである。
最初は、世界一小さいメガネザルの「ターシャ・サンクチュアリー」。園内に入ると女性係員おり、木々の中に
いるターシャの居所を教えてくれる。ここでは雄が5匹、雌が3匹の合計8匹。ターシャは肉食で、昆虫など
を俊敏に捕えるそうだ。すぐ近くに寄って撮るのは危ないので、女性係員が替わりに写してくれた。
何枚も撮ってくれたのでチップを渡す。長い尻尾と大きく見開いた目が特徴だが、起きているのかどうか?
偶然、62年前にターシャを発見した男性が来ていてお会いすることができた。
この島にはターシャが見られる施設が、いくつかあるようだ。
次は、緑の多い中をチョコレート・ヒルズに向かった。200段程の階段を登り展望台につく。
昔は海底にあったが隆起した、渦でできた小山で塩分を含んでいると、ガイドさんの説明あり。
乾季になると草が枯れて茶色になるのと、その形状でチョコレート・ヒルズと呼ばれている。
1268丘あるそうだ。残念ながら生憎の曇り空で、写真はいまいちであった。
昼食はロボック川の屋形船に乗って、リバークルーズをしながら、フィリピンの伝統料理をいただく。
船には歌手と演奏家がいて歌を聴かせてくれるし、途中川岸のステージで、フィリピンダンスを見せてくれる。
こちらチップを払う。川沿いの緑の景色を見ながらクルーズと食事は、南国情緒があり楽しめた。
午後は町に戻り、バクラヨン教会(内部は地震の修理中)、土産店、血盟記念碑を回り、福岡組を空港に
見送りする。ホテルへの帰路、何軒かあるデパート(スーパー)のひとつ「MARCELA」に立ち寄ったが、
3階建ての大きなお店で、食品から衣料品、日用品、家具、電気製品等々、品数が豊富で安かった。
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■写真説明
43・44・45・46)チョコレート・ヒルズ展望台にて  
47・48・49・50・51・52・53・54)ロボック川クルーズでランチを楽しむ

ホテルは港に近いリゾートホテル、ボホール・トロピックス。大阪天神橋クラブの皆様と同宿にした。
広い敷地で、結婚式場、プールは2つ、朝食を食べたレストランからは港と海が見えて良い景色だ。
コテージタイプの客室は広い。ただ正直なところ古いホテルである。建てた当時は立派な良いホテルだと思う。
今は、橋で渡れるパングラオ島に大きなリゾートホテルがいくつもあるようだ。
現在この島に新空港を建設中でJICAが支援しており、2018年?に開港予定である。
国際空港のようで、出来上がれば多くの外国人観光客が押し寄せると思う。
今の空港は大した設備のない田舎の空港で、のどかな感じである。
新空港ができて、島の人達が潤うことができるのか、大きく観光地化してゆくのか、どうなるのかである。
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■写真説明
55)ロボック川近くの地震で壊れた建物 56)バクラヨン教会の祭壇を修理中
57・58・59・60・61)町の大きなスーパーと風景

ミニLCIFスタディツアーとなったが、何回か参加いただいた皆様と再会し、楽しい時間を過ごすことができた。
また東京から、シニア男性4人組の旅行も気がおけない良いものでした。

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