イタリア客船
MSCスプレンディダに乗船


野口 正二郎(当社)


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★写真説明
1〜4)横浜大黒埠頭のMSCスプレンディダ 5)宿泊したキャビン
今年9月14日(土)〜21日(土)、「MSCスプレンディダ」に11名で乗船する機会を得た。
MSCスプレンディダは、137,936トン、乗客定員4,363人、乗組員数1,370人、
客室数1,637室、全長333.3m、全幅37.92m、2009年就航の大型客船である。
 巨大すぎて、横浜大桟橋は利用できず、大黒埠頭にて乗船となる。午後、全員乗船して、
午後4時に避難訓練。夕食は2部制で、第一回目の午後5時に5階レストラン「ラ・レッジア」
501番の丸テーブルに集まり、11人で、フルコースの食事となる。量は多くなくシニア向き、毎日
メニューが変わり、色々な料理を美味しく頂戴した。フィリピン人のウエイター(ジョン)、ウエイトレス
は愛想よく、順次料理をサーブし良かった。レストラン責任者のアントニオ氏が真面目に各テーブル
を回り挨拶し、お客様の意見を聞いている。我がテーブルは意見多し。
ひとテーブルでの食事と会話は楽しいもの。午後8時より、大シアター(1,800人収容)で
日替わりのダンス、マジックなどのショーを楽しむ。その後は、相室のH氏に付き合いカジノゲームを
楽しむ。韓国釜山を含む外国航路にて、米ドルの現金にて勝負。画面が相手の電子ルーレット
にて、気軽に安く賭けてゆっくり遊び、15ドルの負けであった。
 18階建(イタリアは17が不吉な数字で使用しないので、17階はない)の船は大きく広い。
14階にある2つのブッフェ・レストランは、朝から晩までオープンしており、和食のコーナーもあった。
有料レストランは、火鍋中華料理とアメリカンステーキの2軒あるが、利用せず。別の有料バーにて
点心と麺を頼んだが、私の麺が出てくるまで2時間かかったのには驚いた。
航海中は、日本人料理人の簡単な刺身料理の実技、在日(東京)27年のイタリア人男性
ビンチェンゾ・ニコス氏と共に同氏のアコーデオンやフルートの伴奏で日本の童謡を歌う時間などを
楽しんだ。彼は英語・日本語も上手で、シアター等の司会も務めており、クルーズ・ディレクターの
ようであった。他の参加者も、ロビーラウンジやあちこちのバーで行われる歌や演奏を楽しまれた。

夕食会




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船内の風景
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★写真説明
6)日本語のメニュー 7〜10)最初の夕食コース  11)10人の同行者と夕食会
12)カジノ 13)スワロフスキーの階段 14)エレベーター 15)シアターで説明会 16)プール
17・18)ビンチェンゾ・ニコス氏の司会とアコーディオンでさしみ料理の教室
19・20)スタッフ紹介と船長のあいさつ 21)ロビーラウンジの催し 22)ビンチェンゾ氏と
 寄港地は山形県・酒田市、金沢市、韓国・釜山市、鹿児島市、初めての都市ではないが、
全て下船した。各地の港は大型客船が停泊できるように、市街からは離れた所の新港であった。
市内までの送迎バスの情報が事前になかったが、各地リーズナブルな料金で手配されていた。
酒田港が一番の歓迎で、キャラクターや芸妓さん、沢山のテントがあり、観光、物産店が試食で
おもてなし。シャトルバスで賑やかな商店街・中町にゆき、徒歩で山居倉庫、本間家旧本邸を
回り、三浦屋で天ぷらそばなどを食べて、帰船する。出港前は、花笠音頭60人位で踊って、
見送りに花を添えていただいた。金沢港では無料送迎バスが金沢駅西口まで用意されており、
駅からタクシーで「にし茶屋街」に行った。小さな茶屋街を見てから、香林坊、尾山神社前を歩き、
近江町市場で海鮮丼を食べ、バスで帰船。金沢を出港前に、船内で日本の出国手続が
行われたが、10人くらいであろうか手続が送れ、2時間も出港が遅れた。その為、釜山港
到着がやや遅れてしまう。その連鎖で、エクスカーションの「ベスト・オブ・プサン」のバスが
遅れて出発した。ガイドさんは、光浦靖子似(自称?)のハン・ゾンスさん、達者な日本語
ガイドさんであった。高層ビルが林立、海上の橋を通り、APECハウス付近から、海雲台の
きれいなビーチを眺める。初参拝の海東龍宮寺(ヘドン・ヨングン・サ)は、海雲台の東方にあり、
海に面した絶景のお寺であった。最後の観光は、やはり初めての甘川(ガムチョン)文化村。
夕方になってしまった。カラフルでアートな街、サンテジュグペリの星の王子様の像もある。
釜山港も眼下に見える。5人で散策を楽しみ、写真を沢山撮った。良いツアーであった。
鹿児島市は訪れたことはあるが、個人で来たことはない。それで、1人で天文館と言われる繁華街と
その周辺を散策した。島津斉彬公をお祀りする照国神社を参拝、西郷隆盛像を写真に収め、
隣りの県立美術館で、西洋絵画と鹿児島県出身の画家(黒田清輝等)の絵画等を見学。
その後、天文館にある店(むじゃき)にて、人気のかき氷「白熊くん」をいただく。ドルフィンポートから
バスで船に向かう頃、桜島の噴煙が大きくなびいて、MSCスプレンディダの方に向かっていた。

酒田にて
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金沢にて
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釜山にて
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鹿児島にて
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★写真説明
23)酒田港のおもてなし 24・25)MSCスプレンディダの全体を写す  26)山居倉庫 27)花笠音頭でお見送り
28・29)客室ドアに目印を付けた室々
30)尾山神社 31・32)近江町市場にて、海鮮丼のランチ 33)和食の朝食 34〜36)昼食のピザ
37・38)釜山港にて 39)海雲台ビーチを眺める 40〜42)絶景の海東竜宮寺 43〜48)甘川文化村にて
49)鹿児島新港から市街を見る 50)大石燈籠 51・52)天文館 53)かき氷「白熊くん」
最後の終日航海日は、有料の船内体験ツアーに参加した。シアタ―の舞台に上り、出演者が揺れの
中で演技することを実感。バックステージは、シンプルな化粧室が2室、アクターは30人とのことであった。
機械化されたランドリールーム、18階のヨットクラブはバトラー付の室で、ラウンジ、レストラン、プールも
専用の高級仕様、4階はスタッフのフロアーとなっている。5階は興味のある厨房関係、キャップ、マスク、
コート、靴カバーの完全装備をして見学に臨む。食品別の貯蔵庫、肉、魚、パン、ケーキなどの調理場を
回り、誰もいないレストラン「ラ・レッジア」にでて終了。動く大型ホテルを体験した。おまけに、7階の
ブッチャーズ・カットでケーキとスパークリングワイン、MSCのナップサックをいただいた。

船のバックヤード見学
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★写真説明
54)ステージ裏の衣装室 55)ランドリー室 56)食料品倉庫
57)パン調理室 58)ケーキ調理室 59)厨房からレストランへ出る 60)階段にて集合写真
61〜64)ショーのひとこま 65〜67)最後のショーの後、アクターがお見送り
カジュアルなイタリア客船は、気さくなスタッフと手頃な食事、船内行事、エンターテイメント等、大変
楽しむことができた。台風の合間の天気に恵まれたクルーズ旅行となり幸いであった。
来年は、2019年就航の171,598トンのMSCベリッシマが日本に寄港、周遊することになっている
のでお勧めです。船内新聞(デイリープログラム)、レストランメニュー等、日本語対応になっているので、
安心してご乗船を!


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