|
【グレードアップした豪華客船・飛鳥Uにモニタークルーズ】
協和海外旅行(株) 野口正二郎 |
|
|
|
|
|
飛鳥U ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■船籍/日本 ■全長/241m ■全幅/29.6m■総トン数/約50,142GT
■喫水/7.5m ■航海速力/最高23ノット ■横揺れ防止装置/フィンスタビライザー
■客室数/462室(全室海側) ■乗客数/720名 ■乗組員数/約400名
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
飛鳥Uの乗船券 |
|
|
東京晴海埠頭に到着すると、大きくなった飛鳥Uが目の前に。 日本郵船所有のクリスタル・ハーモニーが今年2月に飛鳥Uに生まれ変わり、 初代の飛鳥よりスケールアップ、グレードアップして、デビューした。
今年の11月に飛鳥Uを1泊2日チャーターする団体の視察の皆様と 一緒に乗船した。3年に亘る計画も実行に向けてスタートした。 当初は初代飛鳥(チャーターベースで、275室・乗客550人)であったが、
飛鳥U(360室・乗客720人)になってしまった。
|
|
|
プロムナードデッキにて セイルアウェイ・パーティー |
|
|
|
|
|
晴海埠頭客船ターミナルの受付で、乗船券を出して、乗船証(カード)を 受け取るはずが、私の乗船証が見つからず、船内のレセプションで発行してもらった。
乗船証には、客室番号や乗客番号が記載されており、鍵になると共に、船内での 支払いを室に付けられるクレジットカードみたいな大事なものである。
8デッキの8128号室にも、備品が一人分しか用意しておらず、 フィリピン人?の担当メイドさんに言うと準備してくれた。 スタッフは、フィリピン人や東欧系の人が多い。 日本語は大体話すので、普通の会話くらいは問題なく通じる。 Eタイプで、バルコニー付の、22.9uの広さである。 まずまずのスペース。 バスルームは広くは無いが、バスタブ付である。 そしてトイレは、ウオッシュレットなので、有り難い。
スリッパはあるが、浴衣はないのでご注意。
|
|
|
早速11階のリドカフェに行き、アイスクリームや、コーヒーをいただく。 アルコール類や炭酸系の飲み物以外は無料である。 ハンバーガー、ピザ、ホットドッグも用意してあり、ピザもいただく。 午後5時前に、7階のプロムナードデッキに行くと、出港の儀式、セイルアウエイ・パーテイー ということで、シャンパンやジュースが振舞われ、賑やかにテープが飛び交っている。
このテープは、水に溶ける地球にやさしいエコテープとのこと。 暮れなずむ東京湾を出港し、徐々に旅行気分が増してくる。
説明会と1時間の船内見学で、主な施設を見て回ることが出来た。 4室あるロイヤル・スイートのひとつを見る。さすがにリビングは広い。 そのうちのひとつは、年間契約で利用しているお客様がおり、チャーターといえども その室は利用できない。何千万払っているのであろうか。
この部屋は4月3日よりの世界一周クルーズ101日間で、お一人様1,800万円
(早期申込割引料金で、1、600万円)であるから、 億の単位かもしれない。
ちなみに一番経済的なKステートルームでは、お一人様360万円(早期申込割引料金
で320万円)である。
飛鳥Uでは、1泊2日のクルーズから設定しているので、その辺から体験することもできる。
|
|
|
日本船の特徴がいくつかある。 12階に(グランド・スパ)があり、ジャグジーや広い湯船に浸かり、 10数人利用できる洗い場では、手を広げてゆっくり体を洗うことができる。 同じ階に資生堂のエステと美容室、マッサージも受けられる。 11階の寿司バー「海彦」(ここは有料)、マージャンルーム、和室、囲碁や将棋も楽しめる。 日本船は、チップが不要なので安心である。
豪華客船なので、プール、パドルテニス、映画館、劇場、ダンスホール、レストラン、バー、
ラウンジ、フィットネスセンター、コンピュータールーム、図書館、写真館、4つのお店もある。
カジノは日本船ということで、換金、換物はできないが、ゲーム感覚でルーレット、
ブラックジャック、スロットマシンを楽しむことができる。
午後7時45分より、2回目(2回制)の夕食で、5階のメインダイニング・ルーム「フォーシーズン」
に行く。本日はドレスコード、インフォーマルということで、男性はジャケット・ネクタイ着用である。 テーブル・座席は、2人用から、10人用まで、480人が食事ができるようになっている。
昨晩は和食であったようだが、今晩は洋食で、前菜や、メインは肉、魚料理が選択できるよう
になってる。
面倒な人は、シェフお勧めのコースを選べば良い。ヘルシーメニューもある。 私も含めて、お勧めコースを頼む人が多かった。メインはローストビーフであった。 食後、「ギャラクシーラウンジ」で、ハリウッドスタイルの素敵なショーを見る。 最後にリバーダンスを披露してくれた。
カジノで運試し。ルーレットでは、私のお客様の何人かが、運か実力か結構勝ってしまい、 なかなか終わらず、チップを預けて、11月の再乗船でまた遊ぶことにされた。 「クラブ2100」でダンスを楽しむ人もいれば、マリナーズクラブでお酒を楽しむ人もいる。
飛鳥Uの夜は、更けてゆく。
|
|
|
翌朝、グランド・スパは賑わっていた。 混むといけないので、食事前に5階のレセプションで、精算をする。
そして和食の朝食を、「フォーシーズン」でいただく。食後のコーヒーを飲みに、リドカフェ・リド
レストランに行くが、和食でお腹が物足りない感じがしたので、パン、フルーツ、ヨーグルトも
いただく。お客様の自由である。
船首のビスタラウンジに行くと、丁度ベイブリッジに向かうところで、ゆっくりと下を通過、そして
タグボートに押されながら横浜大桟橋に接岸する。おおよそ予定の午前10時である。 反対の岸壁には、初代飛鳥が停泊していた。 「アマデア(AMADEA)」という名前に変わり、ドイツの船会社へ嫁ぐ前の一時、新しい飛鳥Uと仲良く 停泊となった。天気も良く、新旧の飛鳥を見ようと、沢山の人々が客船ターミナルに集まっていた。
視察で乗り込んだお各様も、新装の飛鳥Uに十分満足されたご様子で、チャーターの際のプランが
色々と沸いてきたようである。
|
|
|
|