『飛行船』に乗りました。     厚沢 弘陳
ツェッペリン・NT号@
ツェッペリン・NT号A
 ボクは今までに「協和海外旅行(株)」さんの手配などで、世界の161カ国を
旅行し、外国では色々な≪乗り物≫に乗るのを楽しみにしています。
 乗ったものといえば、“自動車” “飛行機”(当たり前だ)“ヘリコプター” “熱
気球” “パラセーリング” “そしてスカイダイビングをした時のパラシュート”(こ
れも乗り物か?)などですが、“飛行船” だけはまだ乗った事がなかったのです。
 
 それが、ボクと協和海外旅行社長の野口正二郎さんが所属している「日本旅
行作家協会」の青木 勝・竹縄 昌両氏の御好意で2008年の12月にとうとう実現
することになりました。

フライト・アテンダントのガイドもある
コックピット
 場所は埼玉県桶川の民間飛行場でした。車が近づいて行くと、よく東京上空
などを飛んでいるドイツ製≪ツェッペリン・NT号≫の雄姿が見えてきました。
それにしても大きい! ちなみに長さは75メートル余りでジャンボジェット機
より長く、現在では世界最大の飛行船で、世界に3隻ある内の1隻だそうです。
 
 ゴンドラは8人乗りで窓も大きく、快適そうです。しかし、飛行船は風の強
い時には飛べません。ボクらと一緒に乗り込んだ家族連れの方が言いました。
 「私たち家族は大阪からやって来ました。今日が4回目の挑戦なんです。え
え、前の3回は飛ぶ直前になって、風が強くなって飛べなかったのです」
 『それは遠くから大変でしたね。でも今日は大丈夫みたいですよ』とボク。
 
 空を見上げると雲ひとつない絶好の飛行船日和(そんな日和があるか?)
やがて8人の乗客を乗せると、フワリと地上を離れました。地面がゆっくりと
遠ざかって行くことなどはやはり飛行機とは違うな、という感じがしました。
 
 船は少しずつ上昇し、高度700メートル程で水平飛行に移り、やがて池袋や
浅草が見えてきました。そのあと、汐留付近で折り返し、皇居を右に見ながら
協和海外とボクのオフィスがある本郷の上空を通り、新宿の超高層ビル群を抜
けると、中野の沼袋にある自宅が見えるはずだと目をこらしましたが、遂に見
つけることができませんでした。普段、家から飛んでいる飛行船が見えるのに、
なぜ、ここから家が見えないのか?(お前の家が小さいからだよ)
 しかし、1時間半の飛行が終って、無事に着陸しました。ボクの永年の夢が叶
えられた満足感で一杯でした。

本郷上空(「協和海外」と「ボクのオフィス」も見える
新宿の超高層ビル群
 ガイドブックによると1時間半の飛行で、料金は大人1人148,000円から
とのこと、ぜひ一度このすばらしい空の旅にチャレンジされることをおすすめ
します。予約や詳細は「協和海外旅行(株)」にお問い合わせになられたらいか
がですか。


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