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●ジヴェルニー(モネの家)(Giverny; Maison de Monet)

19947月の初旬に、ルアンで車を借りて、家内と、セーヌ川を遡り、途中、廃墟になった古城などを
見ながら、ジヴェルニーのモネの家(
43歳から亡くなる86
歳まで住む)を見に行ったことがある。
パリから行かなかったのは、パリの混雑した道を通りたくなかったからである。その時は、午後遅かった
ためか、それほど混んではいなかったが、やはり、列に並んで、入場券を購入した。その時、花の咲き
乱れた庭、睡蓮の池ともども、その美しさに大変感動を受けた。

その後、2004年に浜名湖畔で開かれた「浜名湖花博」では、モネの家の庭が再現されたのを見に行った。
なかなか良くできていると思うとともに、これを企画するほど、この庭は、多くの日本人に感動を与える
ものだと認識した。

今回、イル・ド・フランスを旅行するに当り、短い旅の時間にも拘わらず、敢えて、この地を再訪する
ことにし、行列で並ぶのも大変なので、
Webから50日ぐらい前に申し込んだ。ここの入場券は、41
から
111日まで通用するもので、1人、9+0.5Euroであった。0.5 Euro
が予約料金に相当するらしい。
ウフィッツ美術館のように、入場料以上に予約料が高いという理不尽なことがなく、その点、気持ちが
よかった。行列を並ばず、予約券を窓口で入場券に代えてすぐ入れた。
入場したのが619日(日)の
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時ごろであったので、結構混んでいた。

以前に来たとき、近くにアメリカ印象派の美術館があったが、時間がなく見られなかったので、今回は
時間があったので、見ることにした(入場料
6 Euro)。後で、調べて分かったが、1992年にテラ財団が
開設したアメリカ印象派美術館だったのが、
2011年の5月より「ジヴェルニー印象派美術館」として
生まれ変わった。そして
41日から73
日までは、当地にゆかりのあるボナールなどの絵が展示して
あることが、入場の際にもらったパンフレットでわかる。特に、後に記憶に残る絵はなかった。

その後、近くのレストランで遅い昼食を取り、セーヌ川の北側を通って、途中、ラ・ロッシュ・ギヨン
la Roche Guyon)付近の大きな車の留まれるスペースで休憩し、セーヌ川の眺望を楽しんだ。この町は、
イル・ド・フランスで唯一の「フランスの最も美しい村」であることを後で、知った。村には、全く入ら
なかったのは残念であった。


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写真説明

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モネの家内にある案内板、家と庭とトンネルを抜けて行く睡蓮の池がある。

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家の中に入る見学者たち、中は広いので、入り口で想像するほど混んではいない。

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モネはジャポニズムが好きだったので、多くの版画などが飾られている。

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上記の絵のある食堂(絵はがき)。

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居室(絵はがき)。多くの浮世絵がある。

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寝室 (絵はがき)

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庭は、花が咲き乱れている。

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芥子の花が多く咲いている。

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アーチの鉄の緑色が、家の窓の緑や草花とよくマッチしている。

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ケシの花。種類は、ちょっと調べたが分らなかった。

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栽培してはいけないケシとして、Webに出ていた。Gv7とよく似ているのだが。

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豊橋市の団体から寄贈されたツツジと次郎柿の植樹の立て札。

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名前が分らないのが残念である。生花になりそうだ。

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鶏の一種であろう。前回(1994)は、存在すら気づかなかった。

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睡蓮の池の庭に渡った場所の風景。竹は、以前に日本から輸入したものであろうか。

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睡蓮の池。遠くに太鼓橋が見える。

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太鼓橋の上は、常に写真を撮るか、撮られる人で絶えない。

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モネの家内のブティクでは、複製画など、モネに関連した多くのものがあり、
よく売れている。

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モネの家を出たころ(12:46)の入り口の行列(壁際)、旗のあるところが入口。今回廻ったところでは、モネの家が圧倒的に一番混んでいた。

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印象派博物館のパンフレット。そこにある地図から分かるように、モネの家のすぐ近くにあるので、ついでに見に入っている客が多いと思う。喫茶室はいっぱいだった。

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次のパンフレットにもある、ここで一番出し物のボナールの「セーヌ川に開かれた窓」(1912)

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パンフレットによれば、712日から1031日まではマネからルノワールの展示。米国のSterling & Francine Clark美術館にある作品については、

http://clarkart.edu/museum/exhibitions-international.cfmなどに詳しい。

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ラ・ロシュ・ギヨン付近の高台から見た、セーヌ川と、古城。島があるので、川が2本に分かれている。城に人影が見えるので、中に入れるのだろう。行かずに惜しまれた。

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同じ駐車場にいた6組の夫婦と1人の老人。お互いどういう関係なのか、楽しそうなので、脇から撮らせてもらう。ルノワールの絵(?)入りの紙に書いてことは、読めない。