タジ・マハールホテル前にて ムンバイの有名な洗濯屋さん
 日本の9倍の面積に10億3千万人が住むインドの西部地区に2001年1月26日、
マグニチュード7.9の地震が発生した。日本のライオンズクラブは103万ドルの見舞金を
贈る。ラジコート郊外のミタラ村に建った学校を訪ねる。愛らしい眼差しで歓迎してくれた。
ここで学ぶ子どもたちがやがてインドの国をリードする人材に育って欲しいと願い、大きな
日の丸をプレゼント。明るい子どもだちに会うことが出来てとてもうれしかった。
 
 ムンバイのタジ・マハールホテルに泊まる。インド門を目の前にしたこのホテルは20世紀
初頭に
建てられた。ムンバイの街には電柱はなく、交通は日本と同じ左側通行である。
インドは貧富の差がはっきりしていて、上下の階級の人では住む世界がまるで異なる。
 インドの庶民は質素でつつましい生活をしている。対日感情はとても良く、すれ違いざま
には「ナマステ」
とにこやかに合掌をして挨拶をする。「繁栄と貧困」、「近代都市とスラム」、
二つの顔を
持ち合わせているのがインドの現状である。
    ブジ空港でビンディの歓迎 建設中の病院にて 教室にて
 インドの食べ物は、まず食材に火を通してからマサーラーを様々に調合したものを加え、
香りをつけ、味を調べる。インド料理はほとんどがこのマサーラーを抜きには考えられない。
 マサーラーは主に植物の実、種、葉、根から作られた香辛料のことで種類は多種多彩。
主食としては、北インドでは小麦粉で作ったインドパン、チャパテイナーンなどをよく食べる。
南インドでは稲作りが盛んなので、米が主食とされる。
生徒さん達と一緒に 頭の上に『?』をのせてるところ
 ムンバイからアウランガバードへ飛行機で1時間、その後バスで2時間30分、アジャンタに
到着。アジャンタの佛教遺跡は、1500年もの間誰の目にも触れることなくジャングルの中
に埋もれていた。この空前絶後の大石窟群は1819年にイギリスの兵隊により発見され、
その後ユネスコの世界遺産に登録されている。内部を見学するための拝観料はインド人は
10ルピイ、外国人は250ルピイ。
 
 アジャンタから車で1時間40分ほど引き返すと、エローラ石窟群に着く。エローラは数百年
の歳月をかけて彫り上げられた史上最大規模の石窟群。信徒や石工たちの地道な作業が
造り上げた壮大な建造物、岩塊から削りだされた小宇宙、これも世界遺産に登録されて
いる。


 ユネスコの世界遺産は世界に754ヶ所あり、そのうちインドには23ヶ所あります。
 (自然遺産5ヵ所、国立公園4ヵ所、野生動物保護区1ヶ所)

↓リンクしてます↓
アジャンタ遺跡にて 馬車で生活の人と
 2004年2月7日から14日までの短いインドの旅、まわりの人からインドに行くと下痢をする
ので飲み物には気をつけるようにと言われ、日本から屋久島の水ボトルを10本持参していっ
のが正解でした。元気で旅が出来たことが何よりも証明している。
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インドの旅で見たまま、感じたまま。
四街道市ユネスコ協会会長 千葉県四街道ライオンズクラブ所属 楠岡 巌