はじめに

2011531日(火)に成田を出て、パリのシャルル・ド・ゴール空港経由で、
6月1日(水)から、14日(火)まで、フィレンツェや、トスカーナ地方及び
近辺を家内とドライヴ旅行した。その後、パリに戻って、イル・ド・フランス地方
を約1週間旅行して、
621日(火)に成田に帰国した。このイル・ド・フランス地方
旅行については、すでに、別途、旅行記を書かせていただいている。

イタリアには、最初、1971年にスウェーデン留学中にローマなどに行って以来、
過去に4度行ったことがあるが(ミラノ、ベニス、ナポリ、アマルフィー、
シシリー島、ストロンボリ島など)、フィレンツェ付近には、まだ行ったことが
なかった。フィレンツェは、ルネッサンスの中心として、ピサの斜塔は、中学以来、
教科書などで何度も習ってきたところなので、これらを見ることは、夢であったと
いうよりか、一生のうちで、見られるとも思ってもいなかった。これ以外に、家内が、
キリスト教に関心があるので、特に、アッシジとラヴェンナに注目した。また、
小さな独立国のサンマリノも是非見たい場所であった。結局、2週間で、世界遺産を
9ヶ所見ることができた。

イタリア旅行で一番気になるのは、治安と道路事情で、これまでは、シシリア一周
以外は、車で廻ったことはなかった。今回、訪問する地域は、比較的、安全な場所と
聞いていたし、実際、危険な場面には遭遇しなかった。

この年の311日には、東日本大震災が起こり、それに伴い福島原発事故も起こり、
外遊できるかどうか危ぶまれたが、これ以前に予約も終わっていたし、一応、原子炉も、
落ち着いた状態になっていたので、行くことに決めた。行っている最中に、イタリア
では、原発の可否について国民投票が行われ、
614日朝までに開票が行われ、
投票率
54.8%、そのうち、凍結賛成票が94.04%、凍結反対票が、5.95%であった。

なお、201161日のフィレンツェにおける日の出は、53543秒で、
日の入は、
204954秒であったので、夜は、9時近くまで、行動できた。