日本旅行作家協会(JTWO)鳥取県を旅する
野口 正二郎(当社)
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今回の特別例会は、タイムリーな旅行先となった。 9月26日(日)から、28日(火)にかけて、鳥取県の要望で46名の会員、家族、友人が
鳥取県・米子市に集った。
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吉良常総本店で海鮮料理の昼食後、最初の訪問地は、境港市の「水木しげるロード」
。 前日の土曜日に、NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」が、最終回ということで、数日前から
他局のテレビも水木しげるご夫妻を特番で取り上げて紹介されていた。 NHKテレビの影響で、人気に火が付き、年間250万人の観光客が訪れるようになったという。 妖怪の彫刻があちらこちらに配置された水木しげるロードは、確かに面白い。 「水木しげる記念館」では、戦争でニューギニアに行き、片手を失ったが、「ゲゲゲの鬼太郎」 等の妖怪漫画で成功した記録や、妖怪コレクションが展示されている。 港に行くと、丁度隠岐の島へ行くフェリーが出航したところであった。 鬼太郎フェリ−と名付けられて、隠岐まで2時間30分の船旅になる。
幸いに鬼太郎の絵が描かれた船体を撮影することができた。
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「とっとり花回廊」は、大山(だいせん)の麓に近い、フラワーパークである。 園名の通り、約1kmの展望回廊を一周すると、地上30mからの展望や、地下のトンネルなど、 様々な景色が楽しめる。この時期は真っ赤なサルビアが咲き誇り、大山の借景とともに楽しめた。 オランダのキュ−ケンホッフ公園と姉妹提携を結んでおり、チューリップの球根が送られてきて、 キュ−ケンホッフ・コーナーできれいな花を咲かせるようである。
岡森理事長、河崎園長さん達が総出で歓迎してくれた。
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「足立美術館」は、米子より、車で30分、島根県安来市にある。 途中、ゲゲゲの女房・
布枝さんの故郷、安来市の町を通過した。 足立美術館は、名園と日本画の巨匠・横山大観の作品を多数展示する世界的に有名な 美術館であり、一度は訪ねてみたい美術館であった。 我々は、見学者が帰る午後5時頃に到着、横山大観の名画と、美しい庭園の鑑賞を 楽しむことができた。 山々を借景とした庭園は、四季折々の景色を見せて、窓枠から眺めると一つの絵画のようである。
隣に安来節演芸館があり、1日に2回、どじょうすくいの地方芸能を見ることができる。
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その晩は、皆生温泉・皆生グランドホテルにて、鳥取県、米子市、皆生温泉の行政、観光関係の 皆様が多数出席されて、「歓迎晩餐会」を開いていただいた。 鳥取県西部総合事務所の市村節子さんは、元気な方で宴会の司会も務めて、色々な人に挨拶を するように進行されていた。ガイドさんのようである。
地元の温かいもてなしで、美味しい料理とお酒を堪能したことを、記しておこう。
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翌日の午前は、伯耆富士と呼ばれる「大山(だいせん)」へ。 ガイド役は、昨日と同じ石村隆男氏。大山王国・NPO法人大山中海観光推進機構理事長で、 いくつかの役職を兼務しており、この地域に精通した案内をしていただいた。 稲穂の刈り取りが終わり、干してある風景が見られるが、まだ緑が多い季節、土地である。 山頂は、雲に覆われて見えないことが多いが、時折、場所により容姿をみることができた。 自然と歴史を感じる1日ということで、道路より少し入った木谷沢渓流を散策する。 去年建て直した大山寺・円流院は、天井に水木しげる氏の妖怪や天狗の絵が110枚貼られており、 寝転がって見ることができる。足は出入口に向けて寝ないと、注意される。 ユニークなお寺である。 暫しの散策で森林浴を楽しみ、大山ガーデンプレイスで、フランス料理風の昼食をいただいた。 その後に寄った「大山まきばみるくの里」でアイスクリームを食べながら、眼下に米子と境港を望み、
後ろを見上げると「大山」の山頂まで拝むことができた。眺望は大変良好である。
本体は、さらに1泊して、鳥取県東部まで足を延ばし、見学を重ねる予定であったが、我々数名は、 夕刻に、米子鬼太郎空港より、帰路についたのである。 少々駆け足の視察・見学旅行であったので、もう一度ゆっくり滞在して、見てみたい山陰地方、
鳥取県である。歴史もあり、見どころは沢山ある。
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