パリとイル・ド・フランスへの旅
グラムール美容専門学校  講師 河嶋 和子

                                                      
 1年1度の夏休みに、外国への一人旅を心がけている。
私はもう73才になり、何が起きても不思議ではなくなり、
安心のために友達との二人旅を計画はしたものの、
やっぱり一人旅になってしまった。3年前にもパリを
訪ねたが、今年はパリを心ゆくまで撮影したくて
再訪することにした。 パリ全体そのものが、
まさに芸術の都であると痛感する。

 常宿にしているパリのホテルは、協和海外旅行に
紹介された「オテル・リージェント・ガーデン」です。
とても居心地が良く安心して泊まれるホテルです。
このホテルを起点に、3年前とほぼ似ていて、
パリとイル・ド・フランスを14泊16日で旅して来ました。
(2008年 8/1〜8/16まで)
今回の旅のスケジュール
1日目
関西空港からエールフランスと日本航空の共同運航便
JL5051で、パリのシャルル・ド・ゴール空港に到着した。
(気温23℃)

着後ホテルに直行。ホテルはパリ17区に所在し、メトロが
3本も交差している(メトロ@・A・E号線)凱旋門の近くの
プチホテルです。
画像をクリックすると大きくなります
パリのホテル@
パリのホテルA
ホテル周辺@
ホテル周辺A
2日目
あいにくの雨の中「セーヌ川クルーズツアー」に参加。
アルマ橋近くから、大型の観光船(パトー・ムーシュー社)
が出ている。今回の旅では先ず、パリの街全体を船の上
から眺めた。ツアー終了後、タクシーで「オルセー美術館」
を訪ねた。館内の時計台のあるレストランで昼食を取り、
食後は数々の印象派の名画を観賞した。
帰りはアルマ橋まで、セーヌ沿いを歩いて帰った。
セーヌ川クルーズ
オルセー美術館にて@
オルセー美術館にてA
3日目
今日は先ず最初に、パリの発祥地シテ島にメトロA号線と
C号線を乗り継いで到着した。午前中に、最高裁判所の
敷地内にある「サント・シャベル礼拝堂」を訪ねた。
フランスで最も美しいと云われているステンドグラスを心ゆく
まで観賞した。この旅で訪れる予定のシャルトルのステンド
グラスと比べるためにも心に焼き付けた。その後、シテ島に
そびえる貴婦人「ノートルダム大聖堂」を見学。ノートルダム
は後方からのシルエットが素晴らしいので、散策がてらに
サン・ルイ島まで歩くことにした。サン・ルイ島は、何か心を
ほっとさせる街だった。パリに憧れていた父の思いがよぎる。
ノートルダム寺院@
ノートルダム寺院A
4日目
学生の街として知られるカルチェ・ラタン方面を散策。
#92と#63のバスを利用した。現存するパリ最古の
サン・ジェルマン・デ・ブレ教会から、その裏手にある
サン・シュルピヌ教会を見学した。そこから#63のバスで
「クリュニー美術館」へ。中世のダベストリー、彫刻等を見学。
その後、ソルボンヌ大学の構内を通り抜け、植物園を見学。
#89のバスに乗ってリュクサンブール公園まで行った。
公園で一休みをして、帰りもバスに乗るつもりだったが、
バスがなかなか来なかったので、仕方なくシテ島まで歩き、
メトロC号線とA号線を使ってホテルまで帰った。
ルーブル美術館
パンテオン
リュクサンブール公園
5日目
午前中、メトロA号線を使って「モンソー公園」へ。
「モンソー公園」は超高級住宅街に在り、英国式庭園で、
心和むひと時を過ごした。公園前から#84のバスで
「アンドレ美術館」に行き観賞した。#43のバスに乗り
いったんホテルに帰った。
午後はクロード・モネが最晩年を過ごし、「睡蓮」の絵でも
有名な「ジヴェルニー」のバスツアー(シティ・ラマ社)に参加した。
ここには今まで幾度となく訪れたが、いつも感動する。
ジヴェルニー
6日目
パリに到着当初は気温23℃で、快適だと喜んでいたが、
やはりヨーロッパも本格的な夏の到来である。
午前中、「チュイルリー公園」内にある「カルーゼ凱旋門」と
「ルーブル美術館」の入口にある巨大なガラスのピラミッドを撮影。
午後からはパリに来るとと必ず訪れる「ロダン美術館」に行った。
そこの庭に、アンヴァリッドのドームを背に「考える人」の像がある。
そこからナポレオンの墓「アンヴァリッド」まで徒歩で散策。
ロダン美術館
アンヴァリッド
7日目
「ロワール川流域の古城巡り一日バスツアー」に参加。
朝は、雷を伴うひどい雨だったが、現地に到着すると晴れていた。
大きい「シャンボール城」、女性的な「シュノンソー城」と
クラシックな「シュヴェルニー城」を見学した。ロワールは宮廷が
パリに移るまで、文化、政治の中心として栄華を極めた。
シャンボール城
シュノンソー城
シュヴェルニー城
8日目
午前、パリの西端「ブローニュの森」の一角にある「バガデル庭園」
内のバラを観賞した。ここに行くのに優雅な屋敷の並ぶヌイイの街
を通り抜けていった。
午後から「エッフェル塔」が見える「トロカデロ広場までバスで行った。
シャイヨー宮のテラスから眺めるエッフェル塔は美しかった。
バガデル庭園
エッフェル塔
9日目
午前中にパリの中でも近代的な「ラ・デフアンス」のビル群を眺めに
行った。午後から「フォンテーヌ・ブロー宮殿」と「バルビゾン村」の
バスツアーに参加した。バルビゾン村は残念ながら、バスの車内
からの眺めだけだった。
ラ・デフアンス
フォンテーヌ・ブロー宮殿
10日目
マレー地区を散策。メトロ@号線のサン・ポール駅から、
「ビクトリア記念館」、「カルナヴァレー博物館」と「ピカソ美術館」を
観賞。その後、貴族階級の多くの邸宅を取り囲む、美しい景観の
「ヴォジュ広場」で休憩した。この美しい広場には不思議と人の心
をほっとさせる雰囲気があった。
ヴォジュ広場
11日目
凱旋門からメトロE号線でモンパルナス駅に行き、そこから郊外線
に乗って1時間足らずでシャルトルに到着。(往復で26.60ユーロ)
駅からも大聖堂の尖塔が見えたので、それを目印に大聖堂まで
歩いて行った。深い青を生かしたステンドグラスの色彩の美しさ
ばかりか、回柄のデザインの素晴らしさに感動した。フラッシュを
焚いて何回も撮影したためか、20年以上何事もなく使っていた
写真機が駄目になった。聖堂の裏手のウール川沿いを散策したり、
循環トレインに乗ってシャルトルの街並みを楽しんだ。
シャルトル大聖堂
12日目
メトロE号線を使って白鳥の散歩道に行った。ビル・アケチ橋と
グルネル橋間の道を往復し、自由の女神像にたどり着いた。
そこからメトロE号線とH号線を使い、「マルモッタン美術館」に
行き、モネの作品を観賞した。「マルモッタン美術館」は高級
住宅街に在り、ブローニュの森の一角で景観が美しかった。
自由の女神
13日目
「シャンティー」、「ロワイヨーモン修道院」、「サン・リス」への
今回初めての鉄道の旅をした。パリの北駅からクレイル方面
行きの列車に乗ったが、直行便だったため、もう一度元に戻らね
ばならなくなった。ようやくシャンティー駅に到着。観光案内所で
地図を貰い、「コンデ美術館」を観賞。循環列車で周辺を見て回り、
また駅まで迷いながらたどり着いた。タクシーで「ロワイヨーモン修道院」
に行き、シャッターを切った。木立の中の静かで美しい街だった。
シャンティー駅からサン・リスまではバスで行った。この街も
時が止まった様な静かな街で、また再び来てみたいと思った。
シャンティー駅
ロワイヨーモン修道院
14日目
有名なチョコレート店のあるマドレーヌ寺院までメトロで行った。
「マドレーヌ寺院」の階段上からの「コンコルド広場」のオベリスクが
見えた。パリは何処に行っても色々見られる凝縮した街である。
いったんホテルに帰り、一度行ったモンソー公園とリュクサンブール
公園まで再び足を伸ばした。
マドレーヌ寺院
15日目
JL5052便でパリのシャルル・ド・ゴール空港を出発し、
日本時間で翌日着で無事帰国した。
旅を振り返ってみて、
”よくやった”と自分自身に感謝している。外国に行って、当地を去る時、
いつも、又再訪することができるだろうかと、不安を感じる。


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