(修繕事業の完成式に出席)
クラブの先輩お二人とともに、今年9月下旬に完成式に行ってきました。
まずプノンペンにて、この支援活動のパートナーであります公益社団法人シャンテイ国際ボランテイア会
(SVA)カンボジア事務所に立ち寄りました。山本英里所長より、「カンボジアの教育事情」と
「SVAカンボジア事業」の説明を受けました。
内戦後約20年、教育は良くなってきているが、まだまだハード、ソフトの両面で十分とは言えないようです。
SVAでは、従来からの小学校建設とともに、学校図書館建設と運営サポートを行っています。
また出版文化事業、伝統文化事業にも取り組んでおります。
来年には、バッタンバンとシェムリアップにも小さな事務所を開設して、ローカルな場所にも支援活動を
広げて行ってゆきたいとのことでした。
午前10時20分、SVAの手束耕治氏(プロジェクト・マネージャー)と一緒に車に乗り込み、バッタンバンを
めざします。今回は道路が空いており、途中に昼食を取って、午後4時にケマラ・バッタンバン・ホテルに到着。
カンボジアのビジネスホテルという感じ、シャワーのみの室で、料金は安いです。
前回宿泊したKING HOTEL の隣に「ASEAN」という洒落た大きなレストランが出来ていました。
我々は2階の個室で夕食を取りました。シーフードサラダ、アヒルの舌のフライ、イカ料理、トムヤンクン、
4品、味も良い。奥にはステージがあり、歌手が歌っています。食事中、大きなスコールがありました。
翌日もこのレストランに通い、その後にカラオケを楽しみました。カラオケ文化も入ってきました。
手束氏はカンボジア在住が長く、カンボジアの言葉も達者であり、この支援活動にも長く関わり助かっております。
完成式のため、朝7時50分にホテル発、道路も良くなり40分で小学校に到着しました。
生徒約470名も学期前でしたが、参列しておりました。
完成式は、まず僧侶数名による読経でスタート。
ラタナモンドル郡副教育局長・ソーイ・ソンバット氏の挨拶と当クラブ50周年実行委員長・蔵立雅也氏が挨拶、
バンアンピル小学校・デイー・チャンナ校長の挨拶、手束氏の通訳のもと進められました。
生徒さんに、学用品とバスケットボールの贈呈をしました。
このボールは、広島県に本社のある株式会社ミカサの提供により持参することができました。
国際的な公式試合(オリンピック等)にも使用される球技用の各種ボールを製造・販売している企業からの
協力をいただきました。校庭で、生徒達がボールで遊ぶ姿は、見ていて楽しいことでした。
式典の後は、校長先生の案内で、就学前の児童の教室から、小学生の教室まで全て回りました。
きれいに修理された建物、教室で、生徒さん達も楽しそうに見えました。
二棟のトイレもきれいにできていました。
この小学校は、文京クラブの継続支援により、大変恵まれた環境になっています、と校長先生が語りました。
生徒さんも全員が制服を着用しておりました。
また卒業生が、何人か、この学校の先生として教鞭をとっております。
建物の寄贈だけでなく、継続支援をすることは大事なことと実感致しました。
図書室で昼食を御馳走になり、学校を後にしました。
|