第5回 LCIFスタデイツアーベトナム・カンボジア訪問  野口正二郎(当社)
ライオンズクラブ国際財団(LCIF)による日本ライオンズ会員を対象の視察旅行は、
今回で5回目。
ベトナム(ホーチミン市・旧サイゴン)の身体障害者と孤児の職業訓練センターと
カンボジア(シェムリアップ)の小学校を訪問するツアーを計画し、各地区キャビネット、
ライオン誌で御案内したところ、予想以上に参加者が多く、総勢41名となった。
ご夫妻が5組、単独参加の女性会員が4名と例年にない、賑やかな顔ぶれである。
一番参加者の多い中部空港出発のベトナム航空が、昨年の12月中旬より欠航になり、
関西空港発に替わっていただいた。それにより8名キャンセルがでてしまった。
バイクの波
小関夫妻がサッカーボールをプレゼント
鈴木団長よりお年玉の贈呈
身体障害者と孤児の職業訓練センター内の建物
(2008年1月16日ー18日ベトナム・ホーチミン市)

関西空港、成田空港よりホーチミン市へ、ベトナム航空で5−6時間、丁度同じ頃に到着。
2台のバスで、ベトナム名物のバイクの波をくぐりながら、ニューワールドホテルへ。良いホテルだ。
ベトナムへの渡航者が多く、ホテル側は大変強気の姿勢で、3ヶ月前よりキャンセル料を請求。
バンケットルームを借り切り、シカゴ国際本部の田辺課長による軽妙な進行で、LCIFセミナーと
参加者の紹介が行なわれる。
明日訪問する身体障害者と孤児の職業訓練センターに建物を寄贈した経緯を、
神戸レインボーライオンズクラブの井上学氏が説明してくれた。
井上氏はベトナムに現地法人を経営しており、ひょっとしたことから、神戸一の谷LC,明石魚住LC
と一緒に、LCIFの一般援助交付金3万ドルを受けて、このセンターに刺繍工場を建設されたとのこと。
刺繍工場の見学
足で器用に絵を描く障害をもつ訓練生
縫製工場
木工場の作品
朝8時30分にホテルを出発、約1時間30分で、郊外のセンターに到着する。のどかな環境にある。
センター副所長のDANG HONG NHUT女史が、センターの説明をしてくれた。
200ヘクタールの土地に、ユニリーバ等、外国の会社、団体、個人より寄贈された建物ある。
男子寮、女子寮も完備。2006年より活動を開始して、約1年半、100%の就職率とのこと。
通常は100人くらいの訓練生と20数名のボランテイアスタッフがいるが、訪問時は丁度、縫製の
生徒が卒業されて、70名くらい。来週、15名を2組募集の予定である。
鈴木宸祥団長(名古屋ウエストLC)より、2月7日の旧正月(テトという)を迎える生徒さん、スタッフに
団からのお年玉をプレゼントする。
刺繍工場、シルク工場、木工所、絵画室等、見学して回ると、障害を持った生徒さんが、
熱心に作業に励んでおられた。ベトナム戦争の後遺症で、障害を持ったお子さんが生まれることも
あるのでしょう。この施設で生徒さんに、夢や希望を持たせることが出来ると確信した。
最後に、即売所で多くの参加者が木工製品を購入して、センターに協力されていた。
木工製品、シルクの造花等、驚くほど安い価格で売られていた。
ベトナム料理の昼食
統一会堂内、ホーチミン氏の像の前で(成田組
ベトナム料理のリバテイで昼食後、統一会堂、戦争博物館、サイゴン大教会、ペンタイン市場を見学し、
ベトナムの大変な歴史、市民の生活を垣間見ることができた。夕食は、オセアニアでベトナム海鮮料理。



(2008年1月18日ー20日カンボジア・シェムリアップ市)

ホーチミン空港のベトナム航空国際線にて、シェムリアップ行きのチェックインを行なっていた際、
私と安井潤ライオン(福島県・本宮LC)のカウンターは、一番遅いチェックインとなり、
オーバーブッキング(過剰予約)に引っかかってしまった。
1名は午後の便にして欲しいとのことで、私がボランテイアとなる。
50米ドルとビジネスクラス・ラウンジ入場券を貰い、数時間をラウンジで過ごす。

団体は、予定通りシェムリアップに到着、アマゾンで昼食後、アンコ−ルトム(南大門、バイヨン寺院、象のテラス、
ライ王のテラス)を見学し、プノンバケンの丘で夕日の鑑賞、レストラン・モンデイアルの夕食で合流した。
暑い中での観光でお疲れとなり、アプサラダンスショーの見学は途中にして、アンコ−ルパラダイスホテルへ
チェックインした。シェムリアップは、ここ数年でホテル建設ラッシュ、まだまだ新しいホテルが建造されている。
ラナリット小学校にて生徒達の出迎え
学用品を配布する
校舎前にて集合写真
午前中は、茨城県・下館ライオンズクラブ、篠崎幹夫ライオンのお膳立てで、小学校2校の訪問。
下館LCは、2002年より5ヵ年計画で、毎年小学校の校舎を建造して、5校に贈呈された。
同クラブの元会長・溝口哲也ライオンが、カンボジアを訪問された際に、日本人は何人も学校を作ってあげる
と言っては実行したことがない、と言われて学校建設を思い立った。
小学校訪問に下館LCさんと関係者13名が同行された。道路事情は悪く、ガイドさん曰く、無料のマッサージ
と称し、乾季の埃の道を、時々バウンドしながら午前8時過ぎにラナリット小学校に到着。
いつもながら小学生の出迎えの列に感動する。この小学校は、3年前にLCIFカンボジアツアーで一度訪問した
ことがある。下館LCさんは、何回も訪問してることでしょう。鈴木団長が挨拶をして、それから学用品を
手分けして生徒さんに配布して回る。子供達が手を合わせて受けとる仕草がかわいい。
簡素な教室に、簡素な机、椅子で身を寄せ合いながら勉強している多くの子供達。
オンプルピアン小学校は、もっとこじんまりした小学校であった。
村の婦女子が木陰に集まっている。下館LCの元会長が生徒達にご挨拶。そして学用品を各教室で配布する。
左端に藁葺きの小さな教室もある。校庭に2本のマンゴーの木を記念植樹する。数年後には、マンゴーが
たわわに実るそうだ。子供達の見送りの列の間を通り、さよならする。
オンプルピアン小学校の藁葺の校舎内
記念植樹を終えた鈴木団長
見送りの子供達
トラキット小学校の生徒達
藁葺の校舎内
午後は、前回のLCIFカンボジアツアーに参加した愛知県・幸田ライオンズクラブ・尾山剛ライオンが、
下館LCに相談して、トラキットというところの小学校に校舎を建設するとのことで、下見の訪問をした。
(生徒数 596人、教師数 9人、1クラス 30−40人の2部制、 320家族が居住)
バスで1時間、下車して徒歩5−10分、田圃の中にある小学校だ。校庭に子供達が整列して待っている。
尾山ライオンが挨拶して、日本から持参の品を贈呈する。幸田の小学生の絵を持参して、トラキットの
小学生に絵を描いてくださいと、クレヨンをプレゼントする。地球儀の風船もプレゼント。小関良知ライオン
(静岡県・榛南LC)がクラブからサッカーボールを持参して、プレゼントする。それぞれ子供達より喝采が起こる。
私も日本のカレンダーを数本差し上げた。皆で学用品を配布。校舎の真ん中に茅葺の小さい教室があり、
そこに新校舎を建てる予定とのことである。只今幸田LCは、LCIFに交付金を申請中である。
 
LCIFの交付金とクラブの事業資金で、このような施設ができることは、大変素晴らしい活動であり、
百聞は一見にしかずで、ツアー参加者の理解を得られたことと思います。
アンコールワット前で(関空組)
※写真:ライオン誌提供
井戸寄付者名の除幕式
榕樹に覆われたタプローム寺院
最終日午前中は、あの有名な世界遺産、アンコ−ルワットとタプローム寺院を見学する。
海外よりの観光客が増えて、遺跡の保護のための柵などが、だんだん増えてきてる。
それぞれ、素晴らしい遺跡群である。やはり百聞は一見にしかず。
午後は、バスで10分、ブロヨウ村に井戸を1基寄贈する。200米ドルで、地下25メートルくらい堀り、
良い水質の水を汲み上げる井戸が出来る。おまけに井戸の脇に、英文で寄贈者の名前を看板にして
設置してくれる。
シェムリアップ州選出の国会議員シアン・ナム氏がこの「井戸掘り委員会」の活動を推進している。
 
帰国の際、団員がカンボジア出国手続の前で、日本円を入れた小封筒を落としたところ、女性出国係員が
ねこばばを決め込み、なかなか返してくれなかった。ライオンズの旗を見せたところ、急に態度が変わり、別室で
返金に応じたのには驚いた。公務員の給料も安く、貧しさがなせることであろう。
こんなことは気にせずに、カンボジアとの友好・親善に尽くせれば良しとしたいと思う。
井戸を贈呈した村にて
※写真:ライオン誌提供



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