今回の研修目的は、アメリカン航空の「モアルーム」を体験する事でした。モアルームとは、太平洋全路線・全エコノミークラスの足元のスペースを最大で約10cm拡張した空間の事です。これは現時点ではアメリカン航空しか行っておりませんので、エコノミークラスに乗るのであれば、どの航空会社よりも足元のゆったりスペースを感じる事が出来ると言って良いでしょう。
米国同時多発テロ後ということで、乗り継ぎ空港であるシカゴでのセキュリティーチェックが厳しく、思っていたよりも時間を要しました。現在、予約再確認(リコンファーム)が不要になっている航空会社が増えてきていますが、テロ以降は減便やフライトスケジュールの変更などが多くなっておりますので、アメリカに限らず予約の再確認を行った方が無難であると感じました。
ユニバーサルスタジオは、アトラクションの数でも日本とオーランドとではずいぶん差があります。USJは19に対し、本場オーランドは40以上ですし、ここにしかないものもあります。予想以上に人が少なくて、どのアトラクションも並ばずに入る事ができました。ジョーズ、メンインブラック、バックトゥーザフューチャー、ターミネーター2、ET、ツイスター、キングコング、の8つを2時間半位いで見て回れてしまった。お昼頃には、かつての有名俳優に扮した人達が現れ、一緒に写真を撮らせてもらえます。午後は隣の敷地にあるアドベンチャーワールドへ移動。エリア移動をする際は、目に見えないスタンプを手の甲に押されます。全身ズブ濡れになるポパイ、丸太で落下して濡れるダドリーフォールズ、スパイダーマン、ジュラシックパーク、ここは激しい乗り物が多いエリアでした。
基本的に暑いところにあるテーマパークだからでしょうか、遊びに来ている人達の多くは水着のような格好で、最初から濡れるのを承知で楽しんでいました。
ユニバ-サルスタジオに隣接するホテルは2つあります。それが、Hard Rock HotelとPortfino Bay
Hotel。ユニバーサルスタジオより徒歩5分の位置にあるハードロックは、館内にロックが流れていたり、有名アーティストの使用したギターやステージ衣装がいたるところに展示してあったりする今までに無いタイプのホテルです。ポートフィーノは、北イタリアにある街をそのまま再現したホテルで、外観的には騙し絵を使ったものが多くて、なんとも異国情緒あふれるロマンチックな雰囲気が漂うホテルです。ハードロックホテルよりも奥にある為、ユニバーサルスタジオからは徒歩20分程かかります。こちらも無料の送迎船が通っているので、それを使うと便利です。両ホテルともに、センサーで部屋の中に人がいるか居ないかを判断できるシステムや子供でも覗けるように扉に覗き穴が上下に2つ付いていたりもします。それから、このハードロックとポートフィーノに宿泊すれば、ユニバーサル「エクスプレス」という便利な割り込み特典を受ける事ができ、混んでいる時でも別の専用通路を通って割り込むことが出来てしまうのです。
オーランドと言えばディズニーワールドですね。パーク周辺には14のディズニーワールドオフィシャルホテルがあり、そこに宿泊すればいくつかの特典を受けることができます。ワールド内のどこのパークへも自由に入場できるアンリミテッド・パスが購入できたり、ワールド内の交通機関に乗り放題&各パーク、ホテルの駐車場料金が無料になったりします。
遊んでいれば当然お土産で荷物がいっぱいになってきてしまいますが、そんなわずらわしい事を解消する為に買ったお店からホテルへ無料で郵送もしてくれるサービスもあるのですが、現地のガイドさん曰く、クレームが一番多いとの事。商品が自分の泊まっているホテルに届かなかったり、壊れてしまったりといったトラブルになるそうです。
今回のオーランド旅行は感謝際の直後でありクリスマス前という事で、1年の中で1番空いているという時期でした。こんなに空いているユニバーサルスタジオやディズニーワールドを経験してしまうと、混んでいる時期に行こうとはとても思えないですし、またこの時期に本場オーランドへ来たいと思ってしまいます。それから、運が良いとスペースシャトルの打ち上げを見る事が出来るかもしれません。100キロ東にケネディー宇宙センターがありますから。
協和海外旅行株式会社
主任 宮島 秀行