HONEY |
豪華客船「ボイジャーオブザシーズ」で行く船の旅 |
〜地中海ハネムーンクルーズ10日間〜 |
鈴木 健太郎(当社) |
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MOON |
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◆はじめに:
2007年11月9日〜18日にハネムーンに行って来ました。
スペイン・フランス・イタリアを巡る地中海クルーズ10日間のツアーです。
成田発着、アリタリア航空(AZ)を利用して、ミラノ経由で「豪華客船ボイジャー
オブザシーズ号」の発着港であるバルセロナまで行きます。到着後バルセロナ
で前泊をして、翌日からいよいよ7泊8日の地中海クルーズです。
私自身ヨーロッパに足を踏み入れるのは約10年ぶり、クルーズは2004年
に「ダイアモンドプリンセス号」でカナダ・アメリカ西海岸縦断クルーズをして
以来3年ぶり3回目です。
そもそもこの旅行を決めた事の発端は私の妻が言った一言から始まりました。
「いつかバルセロナに行って、サクラダファミリアを観てみたいな〜。」
そして私自身も船旅の魅力に嵌まって以来、新婚旅行に行くなら豪華客船で
クルーズに行きたいな〜と思っていたこともあり、そんなことも相重なって、
サクラダファミリア&豪華客船クルーズと言う、二人の夢が詰まったこのツアー
に即決しました。
スケジュールは下記のようになっております。 |
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スケジュール |
日数 |
日付 |
都市名 |
交通機関 |
時刻 |
日 程 |
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宿泊 |
1 |
11/09
(金) |
成田空港
ミラノ
バルセロナ |
AZ-787
AZ-056 |
12:00発
14:00着
18:30発
21:00着 |
アリタリア航空にてミラノへ
着後、乗り継ぎ
アリタリア航空にてバルセロナへ
着後、ホテルへ移動 |
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ホテル泊 |
2 |
11/10
(土) |
バルセロナ
(スペイン) |
バス移動 |
午前
午後
19:00発 |
バルセロナ市内観光
「ボイジャーオブザシーズ号」乗船手続き
バルセロナ出港 |
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船内 泊 |
3 |
11/11
(日) |
ビルフランシュ
(フランス) |
バス移動 |
10:00着
午後
20:00発
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ビルフランシュ入港
【オプションツアー モナコ半日観光】
ビルフランシュ出港 |
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船内 泊 |
4 |
11/12
(月) |
リボルノ
(イタリア) |
バス移動 |
07:00着
午前
19:00発 |
リボルノ入港
【オプションツアー フィレンツェ・ピサ終日観光】
リボルノ出港 |
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船内 泊 |
5 |
11/13
(火) |
チベタベッキア
(イタリア) |
バス移動 |
07:00着
午前
19:00発 |
チベタベッキア入港
【オプションツアー ローマ・バチカン終日観光】
チベタベッキア出港 |
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船内 泊 |
6 |
11/14
(水) |
ナポリ
(イタリア) |
バス移動
徒歩 |
07:00着
午前
午後
19:00発 |
ナポリ入港
【オプションツアー ポンペイ半日観光】
ナポリ市内自由行動
ナポリ出港 |
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船内 泊 |
7 |
11/15
(木) |
パレルモ
(イタリア) |
タクシー
徒歩 |
07:00着
午前
17:00発 |
パレルモ入港
パレルモ市内自由行動
パレルモ出港 |
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船内 泊 |
8 |
11/16
(金) |
終日クルーズ |
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船内 泊 |
9 |
11/17
(土) |
バルセロナ
(スペイン)
ミラノ |
AZ-053
AZ-786 |
05:00着
12:10発
13:50着
15:15発 |
バルセロナ入港、下船後、空港へ
アリタリア航空にてミラノへ
着後、乗り継ぎ
アリタリア航空にて帰国の途へ |
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機内 泊 |
10 |
11/18
(日) |
成田空港 |
11:25着 |
着後、入国・通関の後、解散 |
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− |
●利用航空会社:アリタリア航空(AZ) / ●利用ホテル:CATALONIA ATENAS(バルセロナ) |
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グエル公園のトカゲのオブジェ(バルセロナ) |
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サクラダファミリア誕生の門(バルセロナ) |
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●バルセロナ(Barcelona):
独特の文化が息づくカタルーニャ地方最大の都市。古くから芸術活動が盛んで、美術館・博物館が多く立ち並んでいます。
未完の傑作であるサグラダ・ファミリアやグエル公園などガウディの作品を数多く街中で楽しむことができます。
アントニオ・ガウディの「カサ・ミラ」、「カサ・バトロ」、そして建築を始めてから100年以上経った今でも完成していない
「サグラダ・ファミリア聖堂」、「グエル公園」など、天才建築家ガウディの魅力が溢れる街です。そしてコロンブスが新大陸発見の
出発地として船出した港がこのバルセロナです。
★ボイジャーオブザシーズ(Voyager of the Seas):
全長310メートル、全高48メートル。
新宿の高島屋にも相当する大きさです。
総重量14万2千トン(ちなみにタイタニックの約 3倍です)
ボイジャーオブザシーズはまさに海の上に浮かぶ街と行っても過言ではありません。
プールはもちろんのこと、カジノ、ウェディングチャペル、アイススケート場、ロッククライミングウォール、
ミュージカル劇場、図書館、インターネットビジネスセンター、レストランやショッピングができるプロムナード、
美容室、エステ等、住むには十分な施設がそろっています。
設備もさることながらイベントも目白押しです。船内新聞にはその日のスケジュールが分刻みでか書かれています。
毎日ミュージカルやビンゴゲームのお知らせ等同じ時間にたくさんのイベントがいたるところで開催されます。
おなかがすいても24時間OK!
ここでの飲食はすべてフリー!(アルコール除く)
コースが出るレストランのほかにハンバーガ
ーショップやアイスクリーム、ピザ。
イタリアレストラン、ルームサービスまで何でも食べ放題!
◆ボイジャーオブザシーズに乗船!:
港に着いてすぐ乗船手続き。船に乗り込む前に荷物だけ先に預けます。
チェックインの際にシーパスカードというものが発行され、部屋のカードキーや船内での決済、
寄港地によるときのパスポート代わり、このカードを使います。事前にクレジットカード番号を登録しておけば、
帰国後にまとめて精算することが可能。現金の場合は最初にまず500ドルを預ける。
乗船は12時からできるので、出航までの時間、食事などをして船内で待ちました。
今回我々が泊まる部屋は海側バルコニー付きです。
夕方16時ころから避難訓練。ライフジャケットを着て指定された避難場所へ集合。
タイタニックみたいなことはないとは思いますが、もしもの事故の時、これに参加するかしないかで、
生死が分かれるかもしれないので、そう考えると結構この避難訓練は重要です^^
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ボイジャーオブザシーズ乗船手続き |
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海側バルコニー付きルーム |
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タオルで作ったサル? |
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中央吹き抜け部分にて |
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チャペルにて |
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本格的なアイスショー |
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●ビルフランシュ(Villefranche):
ビルフランシュはコートダジュールを代表する観光地ニースとモナコの間に挟まれた小さな港町。
小さな港のため、客船は沖に停泊し、上陸はテンダーボートに乗り換えてとなります。
港からはニース、モナコ・モンテカルロ、エズやカンヌにまで足を伸ばすことができ、ビルフランシュはどこへ
行くにも便の良いところです。
オプションツアーで、モナコ・モンテカルロに向かいました。バスの車窓からはリビエラ海岸の美しい車窓風景も楽しむ
ことができます。F1モナコグランプリのコースを通りバスは到着。有名なグラン・カジノやグレース王妃とレーニエ大公が
挙式をあげた教会などを見学しました。
現在のユーロ高と世界的に有名な観光地なだけあって物価は高いですが、街にはブランド品店やカフェが立ち並び、
治安も良く大変美しい街でした。
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テンダーボートから眺める港街(ビルフランシュ) |
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モンテカルロの街並み(モナコ) |
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●リボルノ(Livorno):
リボルノはフィレンツェやピサの海の玄関口。
かのメディチ家はこの港をルネッサンス時代には主要港として利用していました。
リボルノの港からはバスでトスカーナ地方の美しい田園風景を車窓から眺めながらフィレンツェへ。
フィレンツェはアルノ川の両岸に広がる絵画のように美しい町で、ルネサンス期の建築が町中に建ち並び、
ヨーロッパの商業とルネサンスの中心都市として栄えた時代の栄華を伝えます。
オプションツアーではフィレンツェのドゥオモ広場や、シニョリーア広場、ヴェッキオ橋近辺を観光。
市内のレストランで昼食後、学園都市、ピサへ。世界でも有名なピサの斜塔と大聖堂を見学しました。 |
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ジョットの鐘楼(フィレンツェ) |
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アルノ川に架かるヴェッキオ橋(フィレンツェ) |
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斜塔の前でポーズ(ピサ) |
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●チベタベッキア(Civitavecchia):
チベタベッキアはローマへの海の玄関口。ローマ観光を目的に世界中の客船がこの港に集まります。
ローマ市内まで車で約90分。港からバスでテレニア海と美しい田園風景を望みながら高速道路をドライブして、
ローマへ向かいます。オプションツアーではヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂、コロッセオ、スペイン広場、
トレヴィの泉などを見学。 |
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サンピエトロ寺院(バチカン) |
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コロッセオ(ローマ) |
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トレビの泉でコイントス(ローマ) |
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●ナポリ(Napoli):
イタリア南部最大の港湾都市。
世界遺産に登録されている歴史地区の他に、世界3大美港としても知られ、「ナポリを見て死ね」と言われる
ほど美しい景観が有名な港町。
オプショナルツアーでは、ヴェスヴィオ火山の噴火で長い間、埋もれていた世界遺産ポンペイ遺跡を見学。
午後はナポリ市内を散策。石釜で焼いた本場ナポリのピッツァ・マルゲリータは最高です!
(値段も日本よリもリーズナブル。ピザ1枚日本円で500円ほど。) |
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本場のピザを堪能(ナポリ) |
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ヴェスヴィオ火山(ナポリ) |
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ポンペイ遺跡(ナポリ) |
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●パレルモ(Palermo):
ゲーテが「世界で最も美しいイスラムの都市」と称えたシチリア島の中心パレルモ。
この日はオプションツアーには参加せず、クアットロ・カンティ周辺の旧市街を散策。
市内中心部はデパートなどが立ち並び、島の中にある街とは思えないほど活気に溢れてます。
ランチで食べた、お店の人オススメのツナとズッキーニのスパゲティーが美味しかったです。 |
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マッシモ劇場(パレルモ) |
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ツナとズッキーニのスパゲティー(パレルモ) |
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◆感想:
地中海は興味深い寄港地が盛りだくさんで、心身ともにお腹いっぱいになるような旅行でした。
通常のツアーとは違う、船旅ならではの良さは、とにかく移動が快適だと言うことです。
大きな荷物は船に積んで、寄港地に着いたら小さなポーチを持って気軽に観光に行けます。
通常のツアーであるような移動の度にバスを乗り降りしたり、荷物を積み込んだりする手間が少しもありません。
そしていざ船に乗り込めば、そこはまさに洋上に浮かぶ高級ホテルそのもの。船上では生活に困る事は少しもないのです。
海を見ながら食事をして、アクティビティーをして、そして寝ている間に次の寄港地に到着です。
船旅のこの快適さを味わってしまうと、もうやみつきになること間違えなしです。
今回私達はハネムーンという目的でクルーズ旅行に参加しましたが、欧米に比べて、日本ではまだまだクルーズ
の需要が少ないというのが現状です。その原因としては、「クルーズは値段が高い!」、「仕事で暇が取れない!」
などの理由が大きいかと考えられます。
ハネムーンに限らず、団塊の世代がリタイアを迎えた昨今、時間に余裕のある方でしたら、海外に出て、
現地発着のクルーズツアーは是非お勧めです。料金もリーズナブルで、日本では味わえないようなスケールの
大きさに驚愕すること間違えなしです。
食わず嫌いならぬ、クルズ嫌いせずに1度船旅でもいかがですか?
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