シエナ(Siena世界遺産

フィレンツェから南へ約70 kmの距離にある、人口、約6万人の中世の美術館のような町
である。ここの名物は、毎年
72日と816日に開催されるパリオだそうであるが、ここを
訪問したのは、6月8日
()であった。シエナの街は早くから17のコンとラーダ(地区)
分かれていて、それらが、パレードを行ったり、カンポ広場で、裸馬の地区対抗レースなど
を行う。

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◎写真説明

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トスカーナの大きな町では、週に1度は、露店市が開かれる。水耀には、シエナで開かれるので、水耀(2011.6.8)を選んで行った。駐車場からエスカレータなどで上って、町にでる。露店の警備のために出ている警官の体型に、これで職務が勤まるのかと、失礼ながら、ちょっと驚く。このすぐ右側に露店が開かれている。

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露店には多くの人が出ている。服装から判断して、観光客が多いと思うが、その割合は分らない。前図の警官たちは左端に写っている。隣の道の人通りの違いは、面白い。露店が無いときは、ここも閑散としているのだろう。

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市内のバスには、日本料理店の広告がでているので、思わず写真を撮る。

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見学場所5ヶ所の共通券を購入する(10 Euro)。ただし、この入場券に記載されているものがどこにあるのか、よく分らない。結局、1つは、訪問できなかった。

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主な見所のドゥオーモとカンポ広場との関係や、ドゥオーモの鐘楼が、どの位置に建っているのかは、地図を見ただけではっきりしないが、現地で購入した「シエナ」(日本語版)に出ているこの図を見ると分りやすい。手前の白い建物が、ドゥオーモ及びその鐘楼である。同じ敷地の、広場を隔てた右側の薄い壁のような建物が、新ドゥオーモの名残である(Si6)。先方に見える塔がマンジャの塔で、その左手がカンポ広場である。道路は、地面に高低差があるためか、曲がっているものが多く、狭いし、それに従って建物の向きも様々で、旧市街は、町としては、整然とした感じはしない。

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上記の新ドゥオーモの建物。屋上に人影が見えるが、後で、ここに昇る。

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ドゥオーモの内部。

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床には多くの絵が描かれている。1372年に始まり、1562年に完成したそうで、製作された時代がまちまちである。これは、その1つの「嬰児虐殺、マッテーオ・ディ・ジョヴァンニ作」を示す。

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祭壇は多くあるが、その1つ。地球の歩き方によれば、フランチェスコ・ピッコローミニピウス3世)の注文の作品。

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誓願のマドンナの礼拝堂。

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ピッコローミニの図書館の壁には、彼の伯父のピオ2世の生涯を描いたフレスコ画で占められている。部屋の中央には、「3美神」の像がある。紀元前3世紀のプラクシテレス派の彫像の模写だそうである。下側にわずかに見えるものは15世紀の聖歌集である。

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その天井画の色彩も美しい。

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新ドゥオーモ(ファッチャトーネ(Facciatone)という)の屋上から見たドゥオーモと鐘楼。位置関係は(Si5)を見ると分りやすい。高さは調べたが分らなかった。階段は131段という記述はあった。

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新ドゥオーモの屋上から見たマンジャの塔(高さ102 m)と、その下のカンポ広場が見える。

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屋上は、観光客でいっぱいである。マンジャの塔はカンポ広場から見るよりも、ここから見る方が美しい。

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ドゥオーモに隣接しているサン・ジョヴァンニ洗礼堂131625年に建設)の内部。

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歩いていたら、サン・フランチェスコ教会の広場に出た。教会は、昼で閉まっていた。教会の右側にある旧僧院は大学が使っているというので、入ってみる。なお、教会は後で入ってみたが、暗くて、特に、感動するものは無かった。

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上図(Si17)の右奥に思い切って入ってみたら、確かに回廊付きの中庭がある。そしてそこでは、大学生が、談笑していて、観光客に慣れているのか、我々を不審そうに見る者は誰も居ない。大学は、洋の東西に拘わらず、鷹揚なところである。ここは、観光の場所なのか、大学の一部なのかも分らない不思議な場所であった。

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その右手に入っていくと、そこは大学の小喫茶室になっていて、そこは、周りの風景とは対照的であった。1530分で、食べ物はほとんど売り切れていたが、サンドイッチを買い、ジュースを飲んで、サン・フランチェスコ教会が開くまでの時間を利用して、小休止した。

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カンポ広場

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