●サン・ジミニャーノ(San Gimignano) 世界遺産

 2011114日に、NHKのテレビでこの町の探訪をしていた。この町を訪問した後の番組で
あったので、より興味深く見た。その中の紹介では、人口
900人、海抜は324 mで、1990年に
世界遺産となった。この町の特徴は、塔が多いことである。これは、当時、富と権力の象徴で
あったそうである。中世には、
72本の塔が建っていたそうで、今でも14本残っている。
:@参事会教会の鐘楼
Campanile della Collegiata Aベッチの塔 Torre dei Becci Bクニャネージ
の塔
Torre dei Cugnanesi、Cディアヴォロの塔Torre del Diavolo、Dアルディンゲッリの双塔 Torri degli Ardinghelli、Eロニョーザの塔 Torre Rognosa Fグロッサの塔 Torre Grossa Gキージの塔 Torre Chigi、Hサルヴィッチの双塔 Torri dei Salvucci、Iペッラ−リ宮の塔 Torre di palazzo Pellari
Jペショリーニの塔の家
(窓がある) Casa-torre Pesciolini、Kペッティーニの塔 Torre Pettini
Lフィチェレッリの塔
Torre Ficherelli、Mカンパテッリの塔Torre Campatelli

  この町を訪問中、この季節には、珍しく雷雨が来て、見物もそこそこに引き挙げねば
ならなかった。

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◎写真説明

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サン・ジミニャーノの町に近づくと、丘の上に町が見えてくるので、車を止めて、しばらく眺める。トスカーナの丘の上に建つ多くの町は、外側から見る方が、町中より美しい。

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同じ場所から、望遠で町を見た景色である。ざっと勘定して、10本近くの塔が見える。一番高いのが、グロッサの塔である。

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近くにあるサンタゴスティーノ教会に行く。

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サン・マッテオ通り。

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ドゥオーモ広場に面する参事会教会(ドゥオーモ・コッレジャータ)。

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ポポロ宮(市立美術館)の塔、グロッサの塔は、この町で一番高い(54 m)。自分は、高いところに上るのが好きなので、当地で、一番高いグロッサの塔に上った。家内は、疲れて登ることをあまり好まず、分かれて、参事会教会の見学をすることにする。塔の、階段を上りながら、構図が、ちょっと面白いので下を撮った。

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隣にあるサルヴィッチの双塔(北方向)。当時、高さが制限されたので、サルヴィッチ家は勢力を誇示するために、代わりに2本の塔を建てたという。

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ロニョーザの塔(北東方向)。ポデスタ宮の上に建っている。

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同じくロニョーザの塔であるが、写した場所がやや異なる。この頃から、暗雲が近づき、雨が降り始める。

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グロッサの塔(高さ: 54 m)の頂上風景。天気が悪くなってきたせいか、人数も比較的少ない。

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塔頂上の鐘。(Jm2)でも、この鐘が見えることが、後で分かる。

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南方向の、この町一番のサンジョヴァンニ通りが下に見える。傘をさしているので、雨が強いのであろう。遠く、道の先端は、サン・ジヨヴァンニ門であろう。近くにある塔は、クニャネージの塔で、旧城門に立つ防御の塔であった。この後、雨も強くなり、塔には誰も人がいなくなり自分も下に降りて、家内とポポロ宮の横で落ち合うが、外を歩けないほど雨が強くなり、そこで、しばらく雨宿りをする。この写真を撮ったのは、午後356分であった。

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その後、雨が少し小止みになったのを見計らって、車に戻り、約50km先のフィレンツェを通って、ホテルに帰ることにする。途中、道路が水浸しになっているところがあり、車が動かなくなるのではないかと大変不安であったが、前の車が、止まらず行くのに勇気付けられて、後についていく。こんな水の中を走ったのは多分初めてで、車も強くなったと感心する。写真は、家内が助手席から撮った。午後5時すぎであったが、当地の日の入りが9時に近いことを考えれば、サン・ジミニャーノを大分早く引き上げざるを得なかったことになる。

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フィレンツェの町中に近づくにつれ、渋滞している。この日は日曜(65日)だったから、行楽帰りのためか、豪雨のためか、あるいは、両者の重なりのためであろう。ホテルに着いたのは730ぐらいで、外の気温は、15 ℃と大変低かった。帰途、フィレンツェ市内を通る際に、バスレーンに、誤って進入してしまったらしく(182504秒)、半年後に、罰金の請求書が来て驚く(車の項で詳細記述)。