●クライストチャーチ 2月1日-3日(水―金)と15日(水)-16日(木)

ニュージーランド航空で、成田から、11時間あまりの直行便で、2月1日の朝10時に着く。
現地はサマータイムをとっているので、日本より4時間早いという時差がある。出かける数日前に、
ニュージーランド旅行から帰った友人から、現地は結構寒いから、衣類には気をつけた方がよいと
の注意を受けて、準備して行った。後で調べて分かったが、クライストチャーチは南緯44度ぐらいに
位置し、日本で言えば、旭川より北に位置するから、寒いくらいのは当然で、現地は夏という感覚
ばかり先行していたので、友人の助言を聞いてなければ大変なことになっていたろう。空港で予約
していた車を借りて、ホテルに向かう。よく調べて予約したわけではないが、車でも分かりやすい場所
に位置し、都心には歩いて15分ぐらいで行けて、ホテル内には、モテルのように部屋の前に駐車場が
あり、快適であった。行きに2泊、帰りに1泊したが、帰りには、3間ある大きいところに同じ値段で
泊めてくれる。このホテルは行きに、戸棚に防寒具を置いたまま出てしまい、2,3日経って気が付き
ファックスで連絡したら、帰り際に来た際に、ちゃんと保管してくれていた。いつも、外国旅行に出ると、
何か落としてくるなどの失敗をするが、お陰で、今回の旅行は、そういう失敗はせずにすんだ。
初日は、歩いて町の見物をする。人口約34万人の町の中心を流れるエイボン(Avon)川は、
英国のコッツウォールズの趣があり、パンティングさえ行われている長閑さである(。日比谷公園の
15倍あるというハグレー公園の一角を占めるクライストチャーチ植物園などを見る。入場は無料で、
いろいろな花が美しい。中で、紫陽花と紅葉が共存する珍しい光景を見る。アートセンターで
買い物をする。また、大橋巨泉のみやげ物屋が、この地にもあることを知る。南島の旅の終わりには、
半日あまりあったので、空港の隣にある国際南極センターに寄った。防寒具を貸してくれて、
ブリザードの時の体験もできる。また、当地、最後の夕食は、日本料理店の「倉敷」に行く。
ビルの2階(現地流1階)にあるので入り難いのか客は少ないが、安くて美味しかった。
ヨーロッパなどの日本料理店は高いところがほとんどであるが、ニュージーランドでは
割安なようである。
● チーズ工場とワイナリーが売り物のアカロア 2月2日(木)

2日目はクライストチャーチの南に位置するアカロアに行く。風景の良いと思われる海岸に沿って行き、
山を越えねばならなくなったら、そこは舗装のしていない道であった。舗装していないのは、まあ良い
としても、途中、“bay”と称する行き違いのスペースがほとんどなく、対向車がきたら、一体どうしようか
と心配しながら進んだが、多分30分ぐらい1台も対向車なく、山道を通り抜けられた。降りたら、すぐに、
町に入る前に、案内書にでているチーズ工場とワイナリーがあった。チーズ工場といっても売り場の
ガラス戸窓越しに装置が見られるだけで、どのような工程でチーズが出来るのかは皆目分からない。
しかし、売店には次、次に客が来て、チーズを買っていく。我々も購入したが、品物は、オランダ、フランス
などにあるものとほぼ同じで、特にニュージーランド特産というものは無い様であった。ワイナリーと
称するところは、洒落たレストランがあって、昼食をとる。暖炉に薪がくべられて、スコットランドの
夏を思い出させた。ワイナリーといっても、ただ、支払い場所の横に、数種のワインが並べられている
だけであったが、旅の途中で飲むべく購入する。これらの場所は車でなければ来られない。ここからは
大分離れた町の中心には、クライストチャーチから、定期運行バスで来たらしい客が、三々五々歩いて
いるが、特に見るべきところがあるとは思えない。ワーキングホリデーの事業主(ホスト?)と思われる
人が、4−5人引き連れて、観光案内しているのには、今後、他でも、何回か会うことになる。中に、
日本人がいるのでそう判断する。日本からワーキングホリデーで来て働いている現場も何回か見る。
安い賃金で働き、英語を習得できれば、お互い大変良いことと思う。ハーブ園があるので、行ってみたら
入り口が閉まっていた。後で、観光案内所で聞いたら、開いているはずであるがとは言っていた。
町の観光案内所には多くの資料があり、しかも空いているので多くのパンフレットが得られ、
後々役だった。絵はがきなどに、山に囲まれた湾が示されている地形の分かるきれいなものがある
ので、裏にあるサミットロードと称する山道を走ってみたがそれらしい景色の見える場所は見当たら
なかった。どうやら、航空写真らしい。
 1) クライストチャーチの街中を流れるエイボン川。
 2) クライストチャーチの植物園;紅葉と紫陽花