V. ホテル、車など
(V-1) 航空券
 もともと今回の旅行を計画したのは、$250のユナイテド航空のバウチャーをもらったことによる。これを使用するには、同社から直接航空券を購入しなければならないので、出発設定日の約50日前に、同社に連絡したら親切に対応してくれて、成田―ホノルル往復で、計75,310円のうち$250に相当する23,100円を割り引いてくれ、52,210円支払った。航空券は、電子チケットで、ネットから印刷する。ホノルル?コナとヒロ?ホノルルのハワイ航空は、協和海外旅行社にお願いして、19,670円であった。
家内の分は、全て、同社にお願いし、94,980円(75,310円+19,670円)支払ったが、怪我でキャンセルせざるを得なくなった。購入した段階では、キャンセルすることを予期しなかったが、その場合はほとんど戻ってこないと理解していたが、46,610円も戻ってきた。家内と自分のうちで、外国旅行をキャンセルせざるをえなくなったのは、今回が初めてである。
 この(2009年)1月中旬から、米国渡航には、短期の観光でもESTA(Electronic System for Travel Authorization;電子渡航認証システム)を必要するようになったが、ネットで、日本語で、割合簡単に取得できた。番号は16桁のアルファベットと数字の組み合わせで、その番号を提示する必要もなく、チェックインまで果たして大丈夫登録されているのかと心配ではあった。

(V-2) ホテル
■ハワイ島
・ キング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテル
(4泊:3.8-11;朝食なし、14,900円/d、駐車料:$10.42/d)
何度か泊まったことがあるので、気楽なのがよい。カイルナ・コアというコナ地区で一番大きな町にあるので、何かと便利である。ダブル・ベッドが2つあり、部屋も大きく、1人で泊まるのが、もったいなかった。ベランダはほとんど使わなかったが、そこからの風景を示す(Ho1)。プールはあるが、海で泳ぐのに適したホテルではない。
・ シラカワモテル
(1泊:3.12;朝食なし、$73/d、駐車無料)
すでに詳しく述べたので、ここでは略す。
・ ヒロ・ハワイアン・ホテル
(2泊:3.13-14;朝食なし、11,300 円/d、駐車無料)
ヒロに泊まるなら、便利で(空港に近い、火山公園に1時間で行けるなど)、駐車しやすく無料で、また来たいホテルである。部屋ははダブルベッドが2組あった。少し高いが海側の部屋からの景色は大変よいことが想像される(Ho2)。

■オアフ島
・ マイレ・スカイ・コート
(4泊:3.15-18;9225円/d、駐車料:$18/d)
この付近では一番高いホテルで、その最上階の44階に泊まれたのは良かった。部屋からの眺め(Ho3、Ho4)と通りからのホテルの眺め(Oh11-2)を示す。夜景は見事であるが、08.12.26の19時ごろから、翌日まで12時間以上、オアフ島全体で停電になったそうで、大変であったろうと想像できる。泊まった部屋は、ハワイ島のものより狭いが、快適であった。朝食付で、クーポンをくれたが、その使い方が、よく分からず、示された一階の隣接するレストランで、メニュー(これと同じものは部屋で見ていた)を持ってくるが、このクーポンがどれに対応するのか、よく分からず、メニューの1つを注文したら、径3cmぐらいのポテト数切れ、径3cmぐらいのソーセージ数切れを炒めたものと紅茶で$7以上も請求され、クーポンは全く役立たなかった。請求されてから、説明を求めるのも格好が悪いので、チップを付けて支払ったが、2日目からは、クーポンは無駄にしたが、ここでは食事を取るのをやめた。場所柄、駐車料金は高く、入り口が急斜面になっていて、そこで一旦止まらねばならぬので、発進の際に皆さん、すごいスリップ音を出す。オートマ車でないと、発進できないくらいである。車を持っている場合、ワイキキに用事がない今回のような場合は、ワイキキに敢えて泊まる必要はなかった。案3にカイルアB&B協会が、こちらの条件を提示すれば、500軒以上の宿泊施設に紹介してくれると、URLを示して書いてあるので、$150までの範囲で、尋ねたが、該当するものが無かったのか、何も回答がなかった。そのうちに、家内の怪我で、こちらも対応する余裕がなく、止むを得ず、予約の確実な、ワイキキのホテルにした。勿論、ワイキキの観光を目的とし、車を利用しない人には、悪くないホテルである。
 キング・カメハメハ・ホテルとこのホテルは、4泊するので、「エコのために、タオル類を毎日代える必要はない」と洗面所の入り口に書いた紙を貼っておいたが、1日目で無視されて、代えられていた。理由は、よく分からないが、ハワイでは、毎日タオル類は、代えることと掃除の人へのマニュアルに書いてあるのか、タオルを代えねばチップを貰えないと思ったからなのだろうか。ハワイでは、1日一人$1は、払わねばと最初の来訪時に聞いたので、以来毎回、そのことには従っている。カナダなどで、チップを置いておいても受け取らない国もある。
 日本人のハワイの観光者数は、年による変動もあるが、210万人/年(多分、訪問者数に宿泊日数を乗じた数であろう)という統計がある。それで、ホテルは日本人が好むバスが完備されているのだろうと想像する。シラカワ・モテルはシャワーであったが、自分はシャワーに慣れているので、別に構わない。
 シラカワ・モテル以外は協和海外旅行社を通じて予約をお願いした。

(V-3)車
成田駐車場:USAパーキング(13日間:3月8日―20日)5040円
ハワイ島:Hertzレンタカー、Bクラス(カローラ;白色(Ca1))、3月8日−15日の正味7日間、計$492.49(タックスとGPS($76.65)などを含む)、走行距離:940マイル(1513 km)。
オアフ島:Hertzレンタカー、Cクラス(ムスタング;赤色(Ca2)、次にトヨタ車;赤色(Ca3)、3月15日−19日の正味4日間、計$391.17(タックスとGPS($43.80)などを含む)、走行距離:265 マイル(426 km)。
ハワイの車は、オートマで、道も整備されているので運転は大変しやすい。日本とルールが違うのは、右側通行であること、信号が赤でも右折は原則可であることである。スピード・オーバーに対しては、日本ほどの許容はないが、カナダ、オーストラリア(これらの国は、制限速度は文字通り、上限と受け取るべきである)ほどの厳しさはないようである。ハワイ島のサドル・ロードが、なぜ通行禁止なのか分からない。ガソリンは、場所によって多少違うが、例えば、ワイキキのスタンドでは、軽油、レギュラー、ハイオクはそれぞれ、1ガロン(3.785 L)当り、$2.37、$2.47、$2.57なので、$1=100 円として、レギュラーは、66円/L程度で、大変安い。コナでは、レギュラーが1ガロン$2.599だったので、69円/L程度で、オアフ島の方が少し安いのかもしれない。
 ハワイ島で車を借りる方は、サドル・ロードや、最南端に行くことを禁止していない会社のものを借りるべきである。マウナ・ケアやワイピオ渓谷は、4輪駆動車を借りても、個人で行くのは無理だから、4輪駆動車を借りる必要はない。

(V-4)GPS(Global Positioning System)
 GPSを使用するのは初めてで、現地で、注文した。ハワイ島で、値段を聞いたら、最初かなり高い額を提示したが、7日間なら割引になって1日$10強程度というので、使用することにする。
使用説明を日本語で書いた紙をくれたが(Ca4、Ca5)、使用のときは、日本語にいちいちセットするのも大変なので、英語で使用した。
 今回のGPSの取り付けが、金属疲労で折れた問題は、GPSの車への取り付け方が悪いという設計上の問題と(Ca6’)、それを知らずに無理に方向を曲げようとした前に使用したドライバー(単数か複数か分からないが)の両方に責任があろうが、前者の方がより責任があると思う。こんな取り付け方しか考えられないはずはない。察するにGPSを盗難から守るために、簡単に取り外しができないこのような固定方式を取っているのであろう。
今まで、レンタカーの代金の詳細を確かめたことがなかったが、今回、ハワイ島の領収書について勉強してみる(Ca7)。

レンタカー(ハワイ島)領収書の中身
項目 解釈
CLS C4 NVLY 08NORX クラスC4という意味らしいがよく分からない
FUEL:8/8 OUT 8/8 IN ガソリンの量を8分割してあり、満タンで借用、満タンで返却
PREPARED BY: 0250/HIKON11 コナで借用;11は営業所の番号(?)
COMPLETED BY: 5556/HIHIL10 ヒロで返却
RENTED:03/08/09 11:17 借用は、09年3月8日 11時17分
RETURN:03/15/09 11:28 返却は、09年3月15日 11時28分
RATE CLASS:B 値段のクラスはBということなのだろう。元々車種はBクラスを注文
MILAGE IN 27549 返却時のメーターのマイル値
MILAGE OUT 26609 借用時のメーターのマイル値
MILES DRIVEN 940 今回、運転した正味のマイル値

WEEKS 1@ $ 202.00/WEEK $202.00 この種類の車の借用料は、週 $202を示している
SUBTOTAL   T$202.00 丁度1週間借りたので、基本料金は$202である
INTER CITY FEE T$ 35.00 コナで借り、ヒロで返却した乗り捨て料
CONCESSION FEE RECOVERY
8.10% T$ 28.78 空港使用料;$355の8.10%がこの額になるが、何を基準になっているか不明。コナ空港で借りる際の空港使用税(?)
ADDITIONAL CHARGES*
             T$ 66.56 最後で述べるGPSなどによる追加料金:
$0.23 × 7 + $64.95=$66.56

LIS ACCEPTED@$ 10.95 DAY
$ 76.65 LIS(Liability Insurance)追加自動車損害賠償保険・税金
PAI, PEC ACCEPTED@$
5.95 DAY $ 41.65 PAI(Personal Accident Insurance)搭乗者損害保険
PEC(Personal Effect Coverage) 携行品保険
*CFC&HI SCHG $ 28.00 (Customer Facility Charge )空港のレンタカー施設の刷新を図る為、ハワイ州政府より、08年9月1日に指示される
TAX 4.166% ON TAXABLE TTL OF $ 332.34 $ 13.85 この課税対象になる$332.34の内訳は、上記のうち、$202.00+$35.00+$28.78+$66.56=$332.34である。
CHARGED ON MC $ 492.49 カードで支払った総額

*Additional Chargesの内訳
VEHLICFEE $ .23 DY Vehicle License Fee(VLF)という意味。車両免許料(車両登録の毎年の更新に必要な費用の1つらしい。)
NEVERLOST  $ 12.99 DY/
$ 64.95 WK/ 197.00 MNTH NEVERLOSTというのは、GPSの代金で、丁度1週間借りたので、$12.99 × 7=$90.93から$64.95に割引されている。
[注1]:結局GPSには、税4.166%を含めて $64.95 × 1.04166 =$67.66 支払っていることになるので、1日当たり、$10弱ということになる。
[注2]一方、オアフ島では、4日間で、計$391.17支払う。ハワイ島より約4割も割高なのは、(1)GPSを付けた車がクラスが、一段上になってしまったために、基本料金が、1日当たり$12.00アップして、計($40.40+$12.00)×4=$209.6(ハワイ島:$202.00)になったことと、(2)GPSが、1日当たり、$12.99で、計$51.96(ハワイ島:$64.95)になったことが主な理由である。GPSを着けたために車種が1ランク上がったことを含めれば、税(4.712%)を含めて、1日当たり、$26強ということになる。

(V-4)携帯メール
従来は、海外での携帯の使用は家内に任せていた。家内が骨折で入院したので、2月に、初めて携帯電話を購入した。購入に際しては、海外で使えるが、最小限の機能をもったものと注文したが、自分の無知も手伝って、先方の営業利益のために多少高級すぎるものを購入したらしい(SoftBank;シャープ830SH)。旅行前に代理店に行って、海外での使用法について確認し、小冊子をもらう。実際にハワイに行ってみて、日本へのメールは、ハワイ島では、コナ以外はヒロや火山国立公園など、圏外で、通信不可能であった。ハワイ島で、ヒロでも使えないのは意外であった。オアフ島は、ホノルルとワイキキ以外では使わなかったので分からないが、これらの地域は通信可能であった。
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Ca1 Ca2 Ca3
Ca1 カローラ
Ca3 ムスタング
Ca3 トヨタ(車種?);上記の代車
Ca4 Ca5
Ca6
Ca4 GPSの使用説明
Ca5   同上
Ca6 レンタカー領収書(ハワイ島)