10. ブルーラグーン

 今日は14時から、バスでブルーラグーン地区に移動することになっていて、午前は、見残しているレイキャヴィークのショッピングモールを見に行く予定である。チェックアウトする際に、フロントで荷物の預かりを依頼したら、地下の部屋の棚に自分で置くように言われ、地下に行ってみる。ここは資材の出し入れや、倉庫に使っているようであり、入り口のところに棚があり、すでに、1組か2組の荷物がおいてあるので、その横に置く。別に誰かにことわるわけでもなく、誰かが見張っているわけでもない(モニターがあり、フロントで見ている可能性はある)。他の人の旅行記で、分かっていたが、この国は、泥棒はいないという前提で、物事が進められているようである。
ホテルから、南に2 kmぐらいの距離のショッピングモールのクリングラン(Kringlan)にバスに乗って行く。ショッピングモールでも周りに人がいない。中に入ったら、水曜の午前中なのに、周りとは対照的にそれなりの数の人がいる。特に、買う予定のものもなかったが、当地の名物で買い忘れていたスキール(Skyr)(Ms4)という多種類の味のあるヨーグルトの、マンゴ味のものを買う。後で、食べたが、美味しかった。特に、当地ならではというようなものも見つけられず、適当に買い物をして出る。すぐ横に、ショーヴァ(Sjova)社の5階建ての大きな建物があった(Ca2)。昨日まで借りていた車を生産した会社である。アイスランドに国産車があるとは、この国に来るまでは知らなかった。
また、バスでホテルまで戻って、すぐ側の海岸に散歩に行き、そこから先日見に行ったヴィズエイのイマジンピースタワーが見えるかどうか確かめる。望遠鏡で見るとそれらしき白い物体は見えるが、写真で手ぶれしないように撮るのはなかなか難しい。
13時30分頃に、迎えの車が来るので、ホテルに戻り、地下の棚に置いておいた荷物を勝手に取り、迎えのバスを待つ。ミニバスは一旦、ブルーラグーンと空港に行く客を、セントラルステーション(Bl2)と称する、町外れのバスのターミナルまで連れて行き、そこで、2つの行き先のバスに乗り換えて運ぶシステムになっている。我々は、ブルーラグーンに向うバスに乗り換えて、14時に出発する。約45分でブルーラグーンの入り口について、乗客のほとんどはそこで降りたが、我々は、近くの今日泊まるホテル(Northern Light Inn)まで運んでもらう。道が迂回していて、バスだと5分以上かかる。
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Ms2
Ms3
Ms4
Bl1
Bl2
Ca2
Bl3
Bl4
Bl5
Bl6

まだ、15時過ぎであったが、チェックインできて、新しい建物の一番良いかなり広い部屋をあてがわれる。共通の広い居間もあって、多くのアイスランドに関する本もあり、コーヒー、紅茶は自由に飲めるサービスもある。周りも溶岩に囲まれて、割合近くに地熱発電所が見える(Bl3)。夕食は、レストランで、19時前から取り(18時から開始になっているが、他に誰もいないし、開いていないように見えたので、他に客が来るまで、居間で待っていた)、20時に出て、歩いてブルーラグーンに行く。バスで送ってくれるサービスもあるが、食後の運動のためと、景色も見たいのでそうした。ホテルのお姉さんに、外に出て、道を指差して教えてもらったが、途中地熱発電所の横や(Bl4)、温泉療法のためと思われる病院の横を通る道は、道標も1ケ所、目に付かぬところにある以外無く、意外に複雑で、途中、建物に入って聞こうとしたが、無人で、ブルーラグーンの裏側に出てしまう(Bl5)。そこで、ラグーン内のシリカサンドクリームを補給している従業員のお兄さんに正面入り口への回り方を教えてもらい急ぐ。そこから、温泉越しに直線40 mぐらいなのに、外を回っていくと800 mぐらいあり、途中、人の入れないほど高温のラグーンもある。急いで行ったが、入場締め切りの21時の10分ぐらい前になってしまう。空港あるいはレイキャヴィークに行く最終バスは、20時45分に出た後なので、かなり空いていた。
温泉は、正面の2階の建物から、1人監視しているほか、周りに2−3名の監視員が安全の確保のために監視している。岸には、何箇所かに白い泥(シリカサンド)がパック用に用意されていて自分も試してみた。15分ぐらい塗って、その後、洗って落とすのだが、耳の中などにも入り、その場では完全に落とせなかった。これは、売店で購入すると高価であるがみやげ品として良いらしい。温泉の深さは、どこもあまり変わらず1.2 mぐらいで、温度は熱いところで40 oCぐらいであろうか。大半の客は帰ってしまい、大変空いている(Bl6)。許可されているのかどうか分からないが、泳いでいる人はいなかった。温泉は21時45分、ロッカー室は22時が閉鎖時間で、ほぼ、時間までいて、土産物屋は閉まっていた。フロントでホテルの車の迎いを頼んでもらい、10分位待って帰ることができた。大きな駐車場があるので、混雑時はさぞ大変だろうと思う。遅く入浴者も少なく、ゆったりとした気持ちで十分楽しめた。
写真説明
Ms2 ブルーラグーンの鍵;バスタオルはホテルの借り物
Ms3 ブルーラグーンの電子ロッカーの使い方説明板
Ms4 スキール;(名物)
Bl1 クリングラン・ショッピングモール
Bl2 レイキャヴィークの中央(バス)ステーション
Ca2 Sjova社;レイキャヴィーク
Bl3 ホテルより見えるスヴァルトセンギ地熱発電所
Bl4 地熱発電所の冷却塔(?);ブルーラグーンへの道の側にある
Bl5 ブルーラグーンの裏側;白いバケツは、シリカサンド入り
Bl6 ブルーラグーン