Bo1
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ボローニャの中心とされるマッジョーレ広場にあるジャンボローニャ作による「女神を配する海神ネプチューンの噴水」である。
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Bo2
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Bo3
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この噴水の4隅の下側には、このような4女神が配置されている。文献(3)の荒俣夫妻の表現を紹介すれば「豊かな乳房の先から水を噴き出す四人の女神の迫力にびっくりする。」ジャンボローニを評して「さすがはルネサンス期の芸術家だ。有力な貴族の庇護を受け、ヴァチカンの監視をものともせずに、堂々と肉体賛美のエロチックな彫刻を仕上げている。」と書いてある。当時としては、大変、驚くべきものだったのであろう。
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Bo4
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アジネッリの塔(高さ97 m)の入り口近くの入場券(3
Euro)売り場。階段は498段ある。この塔は、12世紀の初頭に建てられた。名前は、建造させた一家の名前から付けられた。
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Bo5
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そのすぐ横にイタリアの主な塔の図があった。ただし、何故か、サンジミニャーノ(San Gimignano)の塔は出ていない。このうち、今回、Firenze, Pisa, Bolognaの塔に昇り、前にVeneziaの塔に昇ったことがある。今回の旅行では、この他にSan Gimignanoの塔に昇り、Orvietoの深井戸に降りた。
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Bo6
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サン・ペトロニオ教会のファサードが近くに見える。方向は南西にあたる。
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Bo7
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すぐ横にある斜塔は、ガリゼンダの塔という。これも、そのオーナーの一族の名前である。現在は、入場できない。ダンテの「神曲」にも登場する。「傾いている方からガリゼンダの塔を見上げると、その上方を雲が流れていくときには、塔がこちらに向かって落ちてくるような感じがする。(『神曲』地獄編第31歌)」
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Bo8
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アジネッリの塔から見たガリゼンタ塔の傾きは、その、こちらの塔の影からも分る。この陰の斜度は、分度器で測ったら、約4.5度であった。こちらの塔も多少傾いているので、その影も多少傾いているから、正確な値ではない。なお、ピサの斜度は、5.5度である。
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Bo9
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ガリゼンダの塔の傾きは、その土台の部分からも分る。最初60 mあったのが、現在、上部が切られ(1360年)、現在、48 mある。この広場は、ポルタラベニャーナ広場というらしい。
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Bo10
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アジネッリの塔(右)とガリゼンダの塔を同時に写した。この角度に撮ると、どちらが傾いているのかは判然としない。後で知ったが、アジネッリの塔も西方に2.2 m(97.6 m)傾斜しているそうである。ガリゼンタの塔は、3.2 m(48.2 m)傾斜している。
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Bo11
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マッジョーレ広場に面したサン・ペトロニオ教会の正面階段は、観光客などの休憩所となっている。日曜日の午後4時ごろである。Bo6に、その遠景が写っているが、世界一の建物を目指して1390年から建築を始めたが、ヴァチカンの逆鱗に触れて、中断されて、完成していない。
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Bo12
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文献(3)によれば、サン・ペトロニオ教会の内部には、子午線の仕掛けがある。丸天井の真中にあいた穴から差し込む光が、正午にこの線上を輝かすが、その位置によって季節が分る。この縄の張ってあるところが、太陽の道と関係しているのであろうか。説明を聞いてないのでよく分らない。「ダ・ヴィンチ・コード」で有名になったパリのサンシュルピス修道院にも、似たような仕掛けがあり、実際に見に行ったことがある。
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Bo13
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近くにある市立考古学博物館である。素人の私には、特に興味を引くものはなかった。見世物にした解剖台の在り処を聞いたら、隣の旧ボローニャ大学にあるが、今日は日曜なので、閉まっていると言われた。
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Bo14
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ボローニャの名物の1つのアーケード(portico)。一角には、お茶を飲んだり、ここのようにジェラードが食べられるところがある。(この町に)全長40 kmあると、文献(3)に書いてあるが、本当であろうか。
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Bo15
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中央駅は、一番見るところの多いマッジョーレ広場から1 km強、離れているが、駐車した場所が駅の近くだったので、駅前を通るインディペンデンツァ通りから駅を見る。
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Bo16
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旧ボロー二ア大学にある、見世物にした解剖台は、日曜で閉まっていたので、Poggi博物館で、その縮小模型を見る。中央手前にある白い台が解剖台。ここには、少し離れていたので、最初に駐車した場所から車で行く。入場料がいる場所であったが、解剖室の模型だけが見たいと言ったら、親切にも、そこだけを、無料で見せてくれた。
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