CANADA2−6
●カンモア(Canmore)再度の宿泊
4日前に泊まったのと同じ、B&Bなので、主人(Ba115;後出)も我々もお互い同士、勝手が分かって、都合が良い。我々の到着を待っていたらしく、2階から手を振って迎えてくれた。今日も我々しか泊まっていない。夕食を取りに、町のレストランに歩いて行ったら、たまたま日本人のご夫妻が隣の席に来られたので、話をする。団体旅行で、ジャスパーから、コロンビア大氷原、バンフを見て、当地で宿泊するが、自由な時間も持てるように、今日の夕食は自由に取れるので、ここに来られたとのことである。やはり、団体旅行を主催する旅行社の一部は、よく知っていて、バンフより、宿泊費や物価が安く、ずっと落ち着いたカンモアを選んで、宿泊地にしていることを知る。我々のように個人旅行ではあまり良く分からない話なども教えてもらう。カナダの消費税は州によって率が違うので、このC.D.地域で買うのが、一番安いということなどを聞いた。そのうちに、外は急に天気が悪くなり、雷がなり、強風が吹き、大粒の雹が降ってきた。21時ごろから15分ぐらい降った。雹の大きさは、6月末というのに、今まで見たこともない大きさで、さすがに、当地の天候の厳しさの一端を知る(Ba101)。レストランを出た頃は、嵐も収まって、近くのスーパーは、22時に近かったが開いていて、果物のKiwanoがあったので、初めてなので、好奇心で、1個買ってみる(Ba102)。後に、ネットで調べたら、日本名は、ニガツノウリといい、原産地は、ペルーだが、ニュージーランド産が多いらしい。この時の値段は、1個500円ぐらいで、高いと思ったが、日本では、ネットを通じて購入すると3ケで3000円以上もする。味は苦く、1回試せば十分だと思った。

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Ba101
Ba102

●B&Bの主人との雑談
翌日、6月30日は、朝食事に、B&Bのご主人といろいろ雑談をする。当地の発音は、「ケンモア」とか「キャンモア」とか呼ばれているが、どれが正しいかと聞いたら、「カンモア」が正しいという。カナダで、今一番問題は何かと聞いたら、やはり、ケベック地区(フランス語圏)の独立運動だという。この後、ケベックにも行ったが、やはり、そうかと思う。それで、英語圏の人が気を使って、バンクーバーから、C.R.地区の全ての観光地の案内板にはフランス語が併記されている。中国人が多いようだが、問題はないかと聞いたら、それには、直接答えず、ほとんどは、香港返還前に、恐れて移住してきた人達だが、その後、中国政府の香港政策が、そう阿漕なものでないことを知って、現在は、頻繁に往来して事業をしているとのことであった。日本人は、ここへ泊まりに来るか聞いたら、バンクーバーに在住の人が時々来るとのことであった。また、翌日、7月1日(日)のカナダ・デイの祝い方を聞いたら、各地でパレードや、花火などで盛んに祝うとのことである。翌日は、カルガリー11時発で発つので、朝、7時半ごろ出るので、朝食の代わりにサンドイッチでも作ってくれないかと頼むと快く応じてくれた。7時半前にでも、朝食は出せるというので、食欲もないので、持たせてくれた方が、我々は有難いと答える。ここのB&Bを予約する際のメールのやり取りは、すべて奥さんが行っていたが、一度も顔を見せることはなかったが、朝食などは、奥さんが作ってくれていたようである。主人は、停年を迎えて、2部屋の小さなB&Bを経営しているが、以前、仕事をしていたときは中東などにも行っていたと話していた。なお、カナダのB&Bは、最低2泊の連泊が条件のようである。

(今後の、予約の参考のための、Burnside House(B&B)予約メールのやり取り(直前のreconfirmationを含めて、こちらから4回、先方から3回の内の1部)。


[B&Bからの最初の返事(07.4.11)]
Dear Isao:  Thank you for yourenquiry.Yes we do have a vacancy for thedays you require. 
We have one roomthat hasthe bathroom in the room itselfand the other room has the bathroomattached.Both bathrooms are privateand for your use only. 
Thank you foryourenquiry.  Colleen
Quoting xxxxxx@xxxx.jp
You have an inquiry originatingfromthe CBVBBA website!
Their Name: Isao Okada

[2度目のこちらからの申し込み (07.4.11)]
Burnside House at Canmore
Dear Madame, Thank youverymuch for your prompt reply. We (with my wife)would like to
reserve aroom(with a bathroom in the room itself, ifpossible) for totally 3 nights(1night from
June 25th till the morning of26th and 2 nights from29th(Fri)till the morning of July 1st(Sun)).
In our first correspondence,your fixedform did not accept irregularapplication of 2 separate
days, andthereforewe wrote in the mail-letter,as given below, another day from30th(Sat).
Thistime we would like to add another day from 29th(Fri). Thus,asmentionedabove, we
want to reserve the room for totally 3 nights. (Wedonot smoke.)
Mycredit card :xxxx xxxx xxxx xxxx,  Holder name: Isao Okada,Expdate:xxxx
Address: xxxx, , Tokyo, Japan

Trulyyours, I. Okada 


今回の旅行でトフィーノ、ジャスパー、当地カンモアと3ケ所では、B&Bに泊まったが、前者2つは、「非干渉型」で、オーナーとは、着いたときに会っただけで、以後出るときも会わなかった。どこでも、オーナーと話すのも面倒だし、全く話さないのも、現地の人の声が聞かれず、淋しくB&Bに泊まる理由も半減するから、今回程度は丁度良かった。

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●ノーケイ山(Mt. Norquay)バンフが一望できる山
6月30日、朝、9時10分に出て、昨日、家内が待っている間に計画しなおした通り、バンフの北に位置するノーケイ山に行く。途中まで行ったら、大きな駐車場があり、宿泊施設のような建物もある。車道にバーがあって、先に行ってはいけないとの表示がある(Ba103)。ここは冬季のスキー場らしい。また、熊に注意との表示がある。引き返し、バンフの町がよく見えるところで、持参の望遠鏡で、5日前に訪れた町を眺める(Ba104)。高速道路の先に、町を南北に貫くメインの道路がある。正面にボウ川が見えるが、ボウ滝のあたりは丁度隠れている。その先には、今日行く予定のバンフ・フェアモント・ホテルが見える。右手には、これから行くバーミリオン湖の一部が見える(Ba105)。

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●バーミリオン湖(Vermilion Lakes)野鳥の多いところ
元々は人造湖で、湖は3つに分かれていて、車道が通じているので、一番奥まで見に行く。正面にランドル山(Rundle Mountain)が見える(Ba106)。逆光でもあり、ここ数日、すばらしい湖を沢山見てきたので、特に感動はない。朝焼けが湖面に映し出し、その色から命名されたそうなので、朝、早く来なければいけないらしい。湖の先を貨車が通る。昨晩、レストランで会った団体旅行中の日本人から聞いたが、カナダでは、貨車は100台―200台車が普通だとのことである。なるほど見ていたら、100台は越えていた。道に鳥が、小さな子供連れで歩いていて、2,3の車が、止まって、ビデオを撮っている人もいるので、自分も車を出て撮る(Ba107)。この鳥の名前を探すために、帰ってネットを調べたら、C.R.中で、この湖の周りが一番鳥が多いと書いてあった。首付近に2本の白い帯があることから、「フタオビチドリ(Killdeer)」と判断する。北米大陸に広く生息すると記載がある。このときは、鳴かなかったが、この鳴き声の凄さから、英語名が付けられたそうである。この親鳥でも、雀よりちょっと大きいぐらいなので、天敵の多い中で、この子鳥が無事育つことを願う。ガソリン補給のためにバンフの町に行く途中、湖を見に来ている日本人女性が、歩いていたので、町まで乗せてあげる。バンフのユースホステルに泊まっているとのことである。バンフから、歩いて行けるところとして、南のボウ滝、北のバーミリオン湖が代表として書いてあるが、町自体が南北2 kmぐらいあるので、歩いて行くには、町のどこに泊まっているかで、距離が大変違う。相当、北に泊まっていても、バーミリオン湖は2 kmぐらいかかって大変であるから、乗せてあげて喜ばれる。バンフの町は、植物の胞子と思われるものが、写真は大きくしないと分からないが(Ba108)、雪のように盛んに降っている。北海道の冬の到来を知らせる「雪虫」を見たことがないので、よく分からないが、雪虫の季節にしては早すぎる気がするが、より寒冷なこの地では、この真夏にも飛び交うのかも知れない。ガソリンスタンドで、この物体の名前を聞いたら、知らないとのことであった。
写真説明
●バンフ地区
Ba101:カンモアの降雹
Ba102:カンモアで購入したキワノ
Ba103:ノーケイ山
Ba104:ノーケイ山からのバンフ市内眺望
Ba105:バーミリオン湖とサルファー山
Ba106:バーミリオン湖とランドル山(正面)
Ba107:湖畔道上のフタオビチドリ親子
Ba108:盛んに降る雪虫(?)(バンフ)