カナダ旅行
岡田 勲
前編
カナディアン・ロッキー
●始めに 
シャルル・トレネ(Charles Trenet)の「カナダ旅行(Voyage au Canada)」というユーモアに溢れた軽快なリズムのシャンソン(たとえば、メロディーだけは、http://www.asahi-net.or.jp/~uf5y-hsi/voyage.htm)は、カナダの東部地区の都市に関するものであるが、1960年代に日本でも翻訳されて流行り、カナダ旅行は、行ってみたいと当時から思っていたが、意外に、仕事では、行く機会がなかった。後にノルウェーを何度か訪問する機会ができ、この自然の美しさに匹敵する国はカナダだけであろうと想像していた。元気なうちは、ドライブ旅行をしたいと思っていたが、カナダはあまりにも大きいので、ドライブの対象にはならないと思っていたが、考えてみるとカナダの観光地は、かなりかたまって存在していることが分かったので、今回は、バンクーバー(Vancouver)地区4泊、カナディアン・ロッキー(Canadian Rockies)地区6泊、ナイアガラなどの東部地区8泊の計3週間弱(07年6月21日―7月10日)とした。 カナダ旅行の一番良い時期としては、真夏(文字通り夏至から7月中旬)と、紅葉期の9月―10月前半が考えられ、特に、日本からの団体旅行の動向を見ていると後者が好まれているようだが、我々のスウェーデン2年間在住の経験から、迷わず前者を選んだ。 いつものように、政府観光局を訪問して、必要なパンフレットを手に入れた。カナダは、大きな国なので、3ケ所に分かれていて、東部地区を担当する会社の事務所に4月4日に行ったら、4月1日からシステムが変わって大使館の場所に移ったとのことであったが、まだパンフレットは残っていてもらえ、大変役立った。他には、行けなかった。 本来、楽しいはずの旅も、出発1週間ぐらい前になると、忙しさのためなどで、憂鬱になってくる。これを結婚前の、特に女性が強く感じるらしいマリッジブルーになぞらえて、私は、トリップブルーと命名している。今回は、旅行の1週間前から、家内が風邪を引き、ますます悪化して、医者も保障できない状態になり、前日まで、家内の同伴はキャンセルにするかどうか決めかね、トリップグレーの状態にまで進展した。幸い、強い抗生剤のお陰で、何とか行ける状態になり、出発後は、快方に向かい数日後からは楽しい旅行ができた。もう1つ、あまり都合の良くなかったことは、最近(当時)の円安で、ユーロのみならず、カナダドルもかなり高くなり、数年前に比べて2割以上も高くなり、物価は、多くのもので、日本より高く感じられようになったことであった。出発時、07年6月21日(木)の成田空港での外貨交換レートでは、カナダドルは、アメリカドルと比し約3%安く、買う場合は、1Can$=約125円する。(以後、注の無い場合は、$は、Can$を示す。)いつものように、出発前には、現地3ケ所の日の入りの時間と、最低・最高温度、天気などを調べて、衣服の用意や、1日の行動できるおよその時間を計算した。
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カナディアン・ロッキー地区
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カナダ全図 カナディアンロッキー図
後編
ナイアガラからケベックまで
●始めに 
カナディアン・ロッキーに引き続き、07年7月1日からナイアガラの滝やカナダ東部の主要都市を、車で、8泊の駆け足旅行をした。泊まった場所は、トロント(1泊)―ナイアガラ・フォールズ(ナイアガラ・オン・ザ・レイク)(1泊) ―オタワ (ガティノー)(2泊)―モントリオール(1泊)―ケベック(3泊)である。ケベックに、3泊したのは、夏祭りのこともあったが、フランス語圏に、特に興味を持っているからである。
東部地区
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東部地区図 ケベック略図

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