チュニジア訪問
                      岡田 勲

●目的  
チュニジアのハマメット(Hammamet)というところで学会(Euchem Conference on
Molten Salts)があり発表するのが、今回のシチリア旅行を含めての主目的で、
チュニジア観光は付随的なものである。学会の準備で多忙であったので、チュニジアに
ついては観光の下調べもほとんどしないで行った。自分でホテルを予約したのは、
行き帰りによるチュニスのホテルの2泊だけで、あとは、約1週間、学会の世話で
会場となるハマメットのホテルで泊まった。旅行前に知っていたこの国の地名は、
首府のチュニスを除いては、世界史で最初の方に登場するカルタゴだけだったし、
従って知っている人名は、ポエニ戦争の英雄ハンニバルぐらいであった。すでに引退した
身なので、学会に出る義務はないが、発表する材料があったのと、フランス人の主催者の
マダムが30年来の友達であること、フランス語圏であることなどで参加することにした。
学会は、2006年9月16日(土)の夕方から、22日(金)の昼までの丸1週間行われ、
参加費(講演要旨集、ホテル代、食事、バンケット、カルタゴの遠足などを含む)は、
1人600 Euro(学生:500 Euro)であった。学会の名称が示すようにヨーロッパの学会なので、
本来、ヨーロッパで開くべきなのだが、なるべく安価にするために、地元の参加者はない
にもかかわらず、アフリカのチュニジアで開かれた。
次へつづく

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